絵本を子供のように体験するには?
絵本を読むとき、大人になると文字を追ってストーリーを追いかけることが多いですが、子どもは絵をじっと見ているようです。大人は子供に読み聞かせることが多いですし、子どもも文字がまだ読めなかったりもしますよね。子どもは、絵をじっと見て、言葉と絵を一緒に楽しんでいるんですよね。だから、読み聞かせは絵を見ながら、言葉やストーリーも楽しめる素敵な体験なんですね。
今回オモイカネブックス第三弾で出版された、画家AKIさんの絵本は、絵から感じられることがたくさんあります。海外での受賞をされているAKIさんの色は、色彩センスが独特で、表現の色がすごいです!こんな色が見えるんだなあと、驚かされたり、こんな組み合わせもできるんだなとか、とても新鮮です。素敵な色彩で、描かれている動物や自然が、とてもイキイキとしています。
そこで、今回電子書籍だからできることとして、少し絵を先に観ていただく工夫をさせていただきました。絵を最初に観てほしいという願いを込めて。子どもは、絵本を読むときに、絵を観る→文字を読む→また絵を観る そうなので、絵を堪能して、絵本を読んでいます。大人は、文字から読んでしまっている傾向にあるそうです。絵本の楽しみ方が違っていますね。読み聞かせの時は、絵をじっと観ていると思います。
もし、大人の方も、子どものような見方をしてみたら、絵本の楽しみ方が、絵を感じることに変わってきて、脳にとっても心にとっても、さらに素敵な時間を作れるのではないかなと思っています。日頃、文章やパソコンやSNSを通して、スピードの社会、理論の世界にいる大人にも、ホッとしていただけたらいいなあと願っています。
意外なところに生き物たちが、隠れていたり、昔いた動物がいたり、今まで観たことがない動物がいたり。絵をじっくり観ることで、発見がたくさんあります。そこに込めた想いが伝わるように、絵と言葉とを両方AKIさんの想いがいっぱいなので、心で感じるように堪能していただけたらAKIさん色の世界を楽しんでいただけるのではないかと思っています。