結構便利!紙と電子の使い分け

公開日: : 出版, 出版社, 電子書籍

ついに紙と電子を使い分けが始まった

大日本印刷(東京都新宿区)などが運営するハイブリッド型総合書店「honto(ホント)」が行ったアンケートで、多くの読書人は本の内容や読み方に合わせ複数の方法で入手していることが分かった。というニュース記事を見つけた。

今年2月にインターネットを通じて実施されt調査で、全国の10~60代の男女1200人が回答した。その結果を見ると、リアル書店、通販、電子書籍をすべて利用していると回答した人は19%。2つを利用しているのは31%で、組み合わせは書店と通販の併用が24%で最多だった。本の入手方法を使い分けしている人のうち、「外出先で読む、家で読むなどシーンで使い分け」しているのは、男性は36%、女性は42%。男女とも19%は「大事な本は紙の本、普段読むのは電子書籍」だった。とある。

この記事を読んで「やっぱり本は紙だよね」と思う人も多いかもしれない。しかし僕は、ついに普段の本は電子書籍で読む人がこんなに多くなったかと感心した。僕たちが電子書籍事業を始めた2013年には「電子書籍って何ですか?」「どうやって見るんですか?」という意見がほとんどだった。2011年にアマゾンが日本で電子書籍を発表しているにも関わらず、世間一般にはほぼ認知されていない状況だった。ガラケーマンガの流れで、マンガを電子で読む人口はある程度いたものの、単行本や小説、ビジネス書などはまだまだそのコンテンツ数も少なく、読んでいる人を見かけることはあまりなかった。それが、「普段読むのは電子書籍」という人が、1200人のうち20%近くいる。

大事な本ってなんだ?

ここで知りたいのは「大事な本」の存在だ。

このアンケートに答えている人はもちろん、皆さんにも聞いてみたいが「大事な本」ってなんだろうか?
その家に代々伝わる古文書?小さい頃にご両親に買ってもらった児童文学書?愛する人からプレゼントされた恋愛小説?アマゾンで10万円を超えるような絶版となった専門書?いずれもその人にとって「大事な本」だと思うが、それをなぜ紙の本で持っていたいかがポイントだ。紙の本というのは「モノ」であり、物体が存在する。手にとって紙の感触や匂いを楽しむこともできるし、そこに刻まれた歴史を感じることもできる。いわゆるレアものやヴィンテージものと言われるその他のものと同じように、貴重なコレクションの一つに数えられるだろう。「物欲」や「所有欲」という言葉でくくってしまっていいか分からないが、僕はこの「大事な本」という言葉を見たときに「物欲」や「所有欲」という言葉が浮かんだ。

電子化した「日本列島ダニさがし」(青木淳一著 オモイカネブックス )

 

紙は経年劣化するものであり、誤って捨てられてしまう可能性があり、いつかボロボロになる(だいぶ長い時間がかかるが)ものだ。本当に大事なら、僕だったら電子としても持っておきたい。思い出の印やシミなどはないけど、貴重な情報やデータは何年でも持っておける。
とある大学教授と話をした時に、すでに出版した本を電子化して残しておきたいと言っていた。研究の内容は日進月歩で変わっていくけど、その時どんなことを考え、どんなトレンドがあったのか?その学問の世界で、どんなことが考えられていたのか?その歴史と現在までの道程は、後世にとっても重要なもので、出版した本がこの流通されなくなってしまうと、それ以上広まることがない。だから電子でも見られるようにして、若い世代にも伝えたいと。まさにこれは「大事な本」だ。

売上や利益、権利関係や作業手間など色々事情はあると思うが、そろそろ本を紙でも電子でも残せるようにしていきたいものだ。「紙の本を買ったら電子がついてくるっていいよな」先日SNSで見かけたこの発言が、これからの出版流通業界に求められることなのではないだろうか?

 

既刊本の電子化を承っています
http://www.g-rexjapan.co.jp/omoikaneproject/computerization/

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