ブルガリアと日本の架け橋eブック

日本で売っているヨーグルトと聞いて、パッと頭に浮かぶのはどんなイメージだろう?
多くの人がおそらく「明治ブルガリアヨーグルト」を思い浮かべるのではないだろうか。「明治ブルガリアヨーグルト」は1970年に開催された大阪万博の「ブルガリア館」で、明治のスタッフが本場のプレーンヨーグルトを試食したことが開発の契機となったそう。「本場の味」を再現するため、持ち帰ったサンプルを研究し、試作を重ね、何度もヨーロッパへ足を運び、一年後の1971年、日本最初のプレーンヨーグルトとして「明治プレーンヨーグルト」が発売。翌1972年にはブルガリアの国名使用許可を得て、1973年「明治ブルガリアヨーグルト」に名称変更した。以来、日本の食卓で愛されるヨーグルトとなり、知らない人がいないほどのブランドになった。ブルガリアという国のことを知らなくても、ブルガリアヨーグルトはほとんどの日本人が知っているはずだ。

ヨーグルトだけじゃない魅力の国ブルガリア

実はブルガリアという国はヨーグルトだけが有名なわけではない。
ダマスクローズで有名なバラを使ったジャムやチョコレート、石鹸やオイルなどの製品はもちろん、ワインも有名だ。ドナウ河の平原から黒海沿岸までが5つのワイン産地に分類されていて、全土で葡萄栽培がされている。北部は白ワイン、南部は赤ワインが多く造られている。マヴルッドなどの固有品種や、古代品種ルカツィテリなどを原料にした個性的なワインが造られている。

日本で有名なブルガリア出身の人物と言えば、元関取の琴欧洲。もうご存知じゃない方も多いと思うが、大関までになったイケメン力士だ。それからフリスト・ストイチコフ。1990年代にスペインのバルセロナFCで活躍したサッカーブルガリア代表のミッドフィルダー。98ー99年シーズンには日本のJリーグ柏レイソルでもプレーした人物だ。サッカー好きじゃないと知らないかもしれないが、サッカー好きには堪らない名前だ。

多くの日本人が知っているブルガリアは、おそらくこんなところじゃないかと思う。しかしながらブルガリアには僕たちが知らない魅力が溢れている。そんなブルガリアの知られざる魅力の紹介と、日本との関わりを是非本にしたいということで、ブルガリア出身のTsvetan Nenkov Dimov(ツベタン・ネンコフ・ディモフ)さんが突然うちの会社に電話をくれた。些か面食らったが、facebookの日本在住ブルガリア人のグループで、僕たちの架け橋ebookの情報を知って連絡をくれたらしい。

ブルガリアと日本の架け橋になるために

ツベタンさんはブルガリアの首都ソフィア生まれ。小学生〜大学生まで親御さんの都合で日本の新潟県で暮らし、その後イギリス、母国ブルガリアに住んで、昨年11月に再び来日された。日本をこよなく愛してくれていて、日本で働くため家族を母国に残し単身来日している。以前日本に住んでいた経験をもとに、ブルガリアと日本を繋ぐような本を書きたいと思っていたというツベタンさん。facebookグループで世界と日本の架け橋ebookの情報を見て「まさに自分が求めていたことだ!」と思ったそうで、情報を見つけた瞬間は全身に鳥肌が立ち震えがきたと熱く語ってくれた。嬉しい限りだ。

ブルガリアはEU加盟国の中で、名目一人当たりGDPが最も低い国である。ミドル層と呼ばれる人々は海外に出ており、国民の1/3ほどが海外で暮らしていると教えてくれた。観光業は盛んだが、経済においては格差が大きくなっている。しかしながらブルガリアは、美しい自然と伝統文化が息づくとても素敵な国だ。そんなブルガリアの魅力を世界に発信し、少しでも母国の役に立ちたいと考えているツベタンさん。東京オリンピックを前に、彼は自分のスキルを生かして、世界の人々に対し日本を案内する仕事の準備をしている。そんな日本びいきのツベタンさんと、是非ともebookを作り、それだけでなくメディアミックスし大使館も巻き込んで、ブルガリアと日本の大きな架け橋を作っていきたいと思う。

2019年は日・ブルガリア交流開始110周年、外交関係樹立80周年、外交関係再開60周年の「3つの周年」にあたる。この記念すべき年にブルガリア出身のツベタンさんとご縁を頂き、一緒にプロジェクトを進められるというのは運命に導かれているのだろう。ブルガリアと日本にとって最幸の年になるように、僕たちも尽力していきたい。

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