子どもを元気に、笑顔にするコンテンツって?

公開日: : 電子図書館

中国では新型コロナウイルス収束ムードが漂っているようですね。街に人出が戻り、旅行によって人の移動が再開されることで、第二波の恐れもあり、さらに警戒が必要でしょう。日本では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言について、政府が全都道府県を対象に5月6日までの期限を延長する方向で調整に入っています。ともかく今は人が移動しないこと、出かけないことが大事。

動画コンテンツ利用が増加中

在宅で時間を持て余すことが多くなり、SNSでの交流や配信されるコンテンツの利用が増えているようです。
Web会議サービス「Zoom」を運営する米Zoom Video Communicationsは4月22日(現地時間)、Web会議の参加者数が1日当たり3億人を超えたと発表しました。4月2日に2億人としていたので、約20日間で1億人増加したことになりますね。問題になっていたセキュリティについても対策案を出しています。

また、2020年4月22日(水)~4月23日(木)に株式会社AJAが、自宅にインターネット回線のある全国の15歳~69歳 26,067名(調査会社パネルを利用)に、動画配信サービスの利用状況についてインターネット調査を行った結果を発表しました。これによると、動画配信サービスの利用頻度について、全体の52%が外出自粛以前と比べて増えたと回答しています。

 

 

利用されている動画配信サービスの詳細は出ていませんでしたが、人気なのはやはり無料で利用できるYouTubeでしょうか。有料であれば、NetflixやHulu、Amazonプライムビデオ、AppleTV、DAZNなど、様々なサービスがありますね。地上波TVをつけると、コロナウイルスに関するワイドショーと、見慣れたバラエティー番組が多いので、我が家もほぼYouTubeばかり見ている状況です。

ただ、こういった動画配信を専門にしているサービスだけでなく、SNSに上がっている動画を見る機会も多くなっていますね。例えば、Instagramやfacebookでも動画を配信しているアカウントが結構あって、長い動画を1つ見るよりも短いものを複数見るということが増えています。特に10〜20代では、動画やストーリーにアップする人が多い印象です。短いと言えば140文字のツイッターですが、最近はツイッターでも動画配信が増えていますね。LINEやTikTokも若年層には人気。

 

TesTee(テスティー)が2019年2月に10代、20代男女1,237人へ調査した結果だと、10代と20代の若年層の間で一番利用率の高いSNSはLINEで、約9割もの人が利用しています。続いてTwitter、Instagramの順に利用されていて、10代ではFacebookよりもTikTokの方が人気を集めています。また2019年1月にマクロミルが行った、平成10~11年生まれの男女への調査でも、Facebookの利用率が20.0%で、LINEやTwitter、Instagramから大きくシェアを引き離されています。Instagramの利用率が急速に増加している一方でFacebookは2014年頃から利用率が下降し続けており、若い世代のFacebook離れが進行していることがわかりました。

若年層にはもっと優良動画コンテンツを

2019年3月株式会社ドゥ・ハウスが30代~40代の男女464人に行った調査では、30代と40代の全体ではYouTubeやニコニコ動画などの動画共有サイトの利用が最も多く次いでLINE、Twitter、Facebook、Instagramが使われています。30代女性に限ってはInstagramがFacebookよりも多くなりました。30代女性のInstagram利用率の高さは今のところ鉄板ですね。

 

そんなSNS利用状況からか、名古屋市図書館が「ナゴヤの子どもたちに元気を!笑顔にするプロジェクト」の一環として、Twitter動画の配信を開始しました。同プロジェクトは、名古屋市教育委員会が、新型コロナウイルスの感染拡大のため家で過ごすことが多いことから、笑顔になってもらえるような情報を発信することを目的に行っています。現在、図書館見学でこんな質問ありました(第1回「透明なカバーはどうやってはっているの?」、第2回「一つの本棚には本が全部で何冊入っているの?」)、新人司書と行くとしょかんツアー」(その1「なぞの像」)、その他の動画(ひらいてみよう!なごやしとしょかん こどもぺーじ)といった動画が公開されています。その他、同プロジェクトでは、名古屋市美術館が「インターネットで楽しむ名古屋市美術館」を、学校保健課がダンスの動画を公開しています。

名古屋市教育センターウェブサイトより

https://www.library.city.nagoya.jp/oshirase/topics_sonota/entries/20200426_01.html

全国の図書館が休館を余儀なくされる中、電子図書館により作品の貸し出しを行うところも増えてきています。休校により自宅で過ごす子どもたちに、もっとこういった取り組みが進むとありがたいですね。出来る限り無料で、誰でも見られるような優良コンテンツを、図書館や学校が一緒になって考えて頂きたいものです。ただ、SNS慣れ動画慣れしている子どもたちに向けたコンテンツ配信は、結構ハードルが高いでしょうね。どんな動画を見て、元気になって、笑顔になっているかをよく観察する必要がありそう。

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