「ネット薄利多売」パワーが炸裂!? 電子コミック「1か月で売上3億円超」の仕組みとは!


zaru bura

 

ひっそりとけっこう話題になっているニュースなのですが、

マンガ「ブラよろ」こと「ブラックジャックによろしく」や

「海猿」を描いて⇒出版社とケンカ⇒自分で電子書籍のプラットホームを立ち上げる、

など、漫画家として問題提起をしている佐藤秀峰さんが電子書籍で1億3000万円/月を

売り上げた。というものです。

 

「ネット薄利多売」パワーが炸裂!? 電子コミック「1か月で売上3億円超」の仕組みとは!

1冊あたり11円で薄利多売セールを行った結果、というところまでが

このニュースなのですが、ちょっと考えると…アレ?と思います。

ちょっとマンガ好きな人なら疑問を感じるはずです。

 

「いくら人気漫画とはいえ1300万部売れるか?」

 

両作品の巻数を合わせても30巻弱なので大雑把に計算しても

すくなくとも400万人が買った、ということになります。

現在の電子書籍の流通、そして両作品の人気を考えるとちょっと変だな…となります。
どうも↓このような推測が成り立つようです。

 

「電書バト」電子コミック11円セールで売上総額3億円超の衝撃とAmazonのエブリデーロープライス戦略

 

こちらの記事によれば

「アマゾンのロイヤリティ計算が逆ザヤを生んだのでは?」

というものです。

つまり、普通なら11円の何割かが売上となるのだけれど、

アマゾンでは「同じ作品なら希望小売価格の35%」という設定が適用されて

一部あたり「440円×35%=154円」の売上となってしまった。

という推測です。

 

本当かどうかはともかく、とても面白い考察だと思います。

 

電子書籍のひとつの大きな魅力としては

「世の中に出すのに大きな初期費用がかからない」

というのがあります。もちろん上記の作品は雑誌に連載されてから

電子書籍化されたわけで、電子書籍からはじまって爆発的に売れたマンガというケースは私はまだ寡聞にして知りません。

とは言っても小説などは既にヒットがいくつもありますので時間の問題と言う気がします。

となれば、どこが(出版社か新参のサイトなのか)面白いコンテンツ(マンガや小説など)を抱えることができるか?

有望な新人をどうやって先に見つけるか?

の勝負になっていくんでしょうね。

 

でも、ひょっとすると「生活できる程度売れればいいんです」という人たちは、そういった場さえ必要としないかも知れません。

ファンが1000人いて、ひと月500円づつ払ってくれれば、それでに結構な収入になります。

もっとも、プロとして長くやれるかどうかというのは大きな問題なので、本業にはしない「セミプロ」が増えていくように思います。

年間、膨大な数の出るライトノベルの作家さんなんかはそういう人が意外に多いという話も聞いたことがありますね。

 

AIに仕事をとられる!なんて煽る記事も多いですけれど、単純な仕事はロボットに任せて、こういったクリエイティブな仕事がもっと多くの人に広がっていく、となれば未来も捨てたもんじゃないんじゃないでしょうか?

 

 

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