情報検索の方法は変わっていた!?求められる信頼性
最近はSNS経由で物を買う人がいるという話しを聞いたことがありませんか?
日用品から、食材、家電製品からなんと住宅までが、SNSを通じて売れているという事実。1990年代、インターネットが隆盛となり、多くの人がYahoo!で情報を検索するようになった。当時のYahoo!はGoogleとは違う検索サイトでしたね。知らない世代も多いかな?情報をカテゴリーごとに集めてツリー型にまとめてあったんですね。
それから10年ほど経って、Googleが猛威を奮い始める。検索窓にキーワードを入れるだけで、関連する情報が数万〜数百万件ヒットしてくる。Yahooも頑張っていたものの、最終的にはGoogleの検索アルゴリズムを導入し、今やGoogleで検索しても、Yahooで検索しても同じ検索結果が出てくるようになった。
検索エンジンの上位にSNSの情報がヒットする時代
そんなGoogleで、現在検索上位にヒットしてくるのが、twitterやInstagram、YouTubeとSNSの情報。
twitterやInstagramはハッシュタグがキーワードとなり、検索エンジンに引っかかりやすくなっている。YouTubeはGoogleとの関係もあるけど、間違いなく世界で一番使われている動画投稿型のSNSだからということもある。もう一つ最大の理由は、ユーザの多くが「SNSで検索している」ということ。

SNS上で情報検索をする人が増えている
Googleは、その人にとって有益な情報を検索エンジンで上位にヒットさせようとしています。有益な情報って何か?信頼性が高く、広告や売り込みじゃないもの。ユーザをフィッシングサイトやスパム系のサイトに誘導するようなことは、断じて許されない。それはGoogleへの信頼失墜にもなりかねないから。だからこそ、信頼性の高い情報をヒットさせたい。需要のある情報をヒットさせたいわけです。
そこで上がってくるのが、SNSの情報。
SNSで投稿される情報の多くは、つながりのある人たち同士が、自分の経験や体験したことにもとづいて、誰かに教えるために発信しています。つまり「口コミ」ということ。ある程度自分の素性を晒している、もしくはリアルの場でも繋がっている相手に、悪意のあるスパム広告的な発信はしないでしょ?
例えば、「〇〇のスイーツが美味しかった」「△△の新商品はものすごく使いやすい」「□□の担当者はすごく良い人」といった、相手にとって知っておいて特になる有益な情報を発信しているケースが多い。つまり、その情報は信頼性が高いということ。だからこそ、Googleが上位にヒットさせてくる。
信頼できる情報って何だろう?
10代、20代の人に聞くと、Googleで情報を検索するよりも、twitterやInstagramで検索することの方が多いと言います。というか、Googleとかブラウザとか使わないという人もたくさんいるという事実。そうなってくると、ビジネスでもSNSを積極的に使うといいですよね。いやむしろ使わないことの方が危険。だって、無料で使えて、かつ信頼性を感じてくれて、消費者と直接コンタクトが取れるのだから。
さて、そこで重要になってくるのが、「プロフィール」です。出版でもそうだけど、プロフィールってとても重要。
本屋さんに行って何気なく手に取った本があったとしましょう。なんか面白くて、今の自分にとって結構参考になることが書いてある、これって誰が書いているんだろって思いませんかって話。気になりますよね?そこでプロフィールを見たら、名前が本名じゃなかったり(ペンネームのことはあると思うけど)、顔が出ていなかったり、どんな仕事をしているのかが載っていなかったら?その人を信頼できるかということ。

SNSも本もプロフィールが大事
実際に会ったことある同士ならまだしも、SNSでも出版でも会ったことのない相手と、興味や関心事でつながるケースが多いわけで、その相手が匿名・顔なしでは、どんなにいいことを書いていても信頼はしにくいでしょ?せっかく「この人の発信することは面白い」「この人なら信頼できそう」って思ってもらえるチャンスがあるのだから、プロフィールで損をしたらもったいない。
SNSの登場によって、進化した口コミ型消費がどんどん進む時代。そんな時代だからこそ、SNSと出版をビジネスに活用して、繋がりを作っていくことがとても大事だと思う。
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