五感を使って書く!子どもたちに伝えたい「書く」ということのヒント

公開日: : 作文, 著者

世の中には文章を書くことが得意な人と、苦手な人がいますね。みなさんはどちらですか?
僕はどちらかと言うと苦手な方。ブログも、面白いブログを書いている人の表現方法や、構成を参考にしながら、見よう見まねで書いています。そんなわけで小学生の頃から作文や感想文は苦手分野でした。国語は好きだったけど、作文は嫌い。漢字の書き取りだったら何ページでもこなせたけど、作文となると数行書くのに何時間も要していた。

書くことが得意じゃないのは心が震えないから?

作文や感想文ってテーマや推薦図書が決められていて、それに基づいて自分で考えをまとめて書く。そのテーマがあまり興味のないことだったり、推薦図書を面白いと思えなかったりしたら、文章なんてとても書けないですよね?文章って、起承転結や序破急といった構成のテクニックや、語彙の豊富さも大事かもしれないけど、もっと大事なのは感性や心が震えるかどうかなんだろうな。ということを、先日ご縁を頂いたこの方の話しを聞いていて思いました。

ノンフィクション作家の神山典士(こうやまのりお)さん。

画像は神山さんのホームページより

神山さんは、ノンフィクション作家として1996年「ライオンの夢、コンデ・コマ=前田光世伝」にてデビューし、小学館・第3回ノンフィクション大賞優秀賞を獲得されました。その後、芸術、スポーツ、ビジネス、食文化など様々なジャンルの作品を書かれていて、2014年には、『週刊文春』2月13日号にて作曲家・佐村河内守のゴーストライターをしていた新垣隆の独占インタビュー記事『全聾の作曲家はペテン師だった!』を発表し、第45回大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)、第21回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞大賞を受賞しています。そんな神山さんと書籍電子化の話しでご縁を頂き、物を書くということについて、色々とご教授頂いています。

神山さんは作家としての活動のほかに、「書きたい文章よりも読者が読みたくなる文章を」をコンセプトにした朝日カルチャーセンターでのエッセイ講座や、小学生向けの作文教室も開催しています。小学生作文教室では、「五感を使って書く」というキャッチの通り、まずは子どもたちに様々な体験をさせて、五感を使って感じたことを書くというとてもユニークな活動をされています。

画像は小学生作文教室より

以下、神山さんの作文教室のホームページからの引用です。

答えを見つけるよりも課題を探すことや調べたことを表現することが求められる子どもたちに、登山やパスタ打ち等、体験やアクションを通じて、心を振るわせてから書くことを教えています。

・まずは子どもの心を震わせる~可能な限り山登り、川遊び、イチゴ摘み、ケーキ作りなどをして、その感動や驚きを書く教室を展開しています。

・五感で書く~人間は視覚情報だけに頼りがちですが、耳、鼻、舌、肌で感じる情報を書き込む事で、文章が生き生きとします。

・メモをとる~五感を使って感じた事をメモして、文章の素材を集めます

・3つの箱を使って文章の構成を考える~書き出す前に設計図をつくります。最初の箱には「一番印象的だった事、伝えたい事」、2の箱にはその説明「いつだれがどこでなんのためにいかになにをした」、3の箱にそれ以外の事(低学年には出来事が起こった順、という指導もします)

そうやって書く習慣を持った子は、本を「読む」ようになります。昨今話題の読解力も、書く事から身につくのです。小学校1年生から参加している現在3年生の子は、山登りと蝶採りを題材に、原稿用紙4枚の立派な作品を仕上げました。

五感を駆使することで文章が変わる

これなんだろうな。
どれなのかというと、「五感を使う」というところ。
テクニックを駆使して巧い文章を書くことはできるかもしれない。でもそこに熱量を感じるかというと、ノーであることが多いと思う。その昔、行ってもいない家族旅行の話しとか作文で書いたことがあったけど、薄っぺらい内容だった記憶があるもんな。自分自身が書くときにワクワクしていなかった。子どもたちは特に感性も鋭く、表現も感情の赴くままにする。だからまずは心を震わせることが大事なんですね。これは何も子どもだけに限ったことではなくて、大人だってそう。自分の興味関心があること、好きなことならいくらでも話したり書いたりできますよね?でも仕方なく書いている文章って、やらされ感満載でちっとも面白くない(僕のブログはどう見えてるんだろ、、、?)。

今後はネット環境やデバイス、アプリケーションの進化によって、いながらにして擬似体験ができるバーチャルな世界がどんどん広がっていくのだと思います。そこに行かなくても、行ったのと同じかそれ以上の体験をした感覚になれるってすごいことだと思う。でも、神山さんが「人間は視覚情報だけに頼りがちですが、耳、鼻、舌、肌で感じる情報を書き込む事で、文章が生き生きとします。」と言っているように、やっぱり人間は五感を使うことで、1つの体験に様々なエッセンスを加えることができるのだと思うのです。

うちの子は作文が得意じゃないな、、、って思ったら、是非五感を使った素敵な体験をさせてあげましょう。そして可能であれば、神山さんの作文教室に参加してみませんか?びっくりするような作品を書いちゃうかもしれませんよ。

五感を使って書く 小学生作文教室
https://sakubunsetagaya.jp

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