絵本の新しい形
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電子書籍
最近の僕は、間も無く本格始動する電子書籍関連事業のため、たくさんのNPO、NGO団体の方にお会いしています。
これまでの人生で、ここまで深くNPOやNGOの活動について考えたり、調べたりしたことはありませんでした。もちろん福祉関係の仕事をしていた頃にはNPOの方と話す機会はあったのですが、自分自身がまだまだ咀嚼しモノにする力を持っていなかったのでしょうね。
僕たちの事業の内容が教育支援との親和性が高いので、子どもの識字率向上や図書館設立といった活動に目がいってましたが、実は合わせて大事なのはアドボカシーなのかな?と思い始めています。
支援活動をされている方のお話しを聞くと、みなさん口を揃えるのは「一時の支援では意味がない」ということ。継続的な支援と最終的には自立してもらうことが大事なんですね。だから支援活動のゴールは「撤退できること」だと。そしてもっと多くの人にこんな活動があるということを知ってもらうこと。
普遍性と持続性が大切だと思います。
アジア・アフリカなどの貧困地域、紛争地域では教育が蔑ろにされ、子供たちはもちろんのこと親たちも字が読めない、読めても理解が出来ないという状況で、契約書などで騙されてしまうケースも後を絶たないそうです。そんな地域では、現地語訳を貼った絵本を送ったり、学校や図書室の設立・運営をしたりといった教育支援活動が行われています。
僕たちの事業もこういった活動の一助になるようなものにしていくのですが、さらに電子書籍の特長を活用して、様々なタイプの子どもたちに合った支援が出来ればと思っています。
電子書籍であれば「重い、かさばる」ということもないし、訳語をつけるのも簡単に出来ます。識字のレベルに合わせて音声やアニメーションから始めることも出来るのです。インタラクティブな情報を入れられるという意味では、電子書籍は教育支援活動の中で役立ててもらえるものと思っています。
もちろん、スマホやタブレットの端末はどうするのか?紙の本に触れるという経験も必要では?という声も聞きます。そこも僕たちの事業では解決していこうと考えています。これまでなかった技術が、それまで解決出来なかった課題をきっと解決できると信じて、日々考えながら走り続けています!
さてさて絵本といえば、昔は飛び出す絵本なんてのがありましたね。あ、今もありますよね?
僕が小さな頃は、本を開くとそれまで畳まれていた絵が立体的に現れてくるというものでした。今もそうか?
この水の行方を説明する「Revolution ( Life Cycle of a Drop of Water).」も飛び出す絵本ですが、水に動きがあるんですね。もちろんこれはアニメーションなのですが、これが電子書籍で3Dだったらもっと面白いだろうなぁなんて思う。読み聞かせの声も入れられるし、各所をタップすることも出来る。
まだまだ考えることがいっぱいだぁ…。みなさんからのアイディアも募集中です!
Revolution ( Life Cycle of a Drop of Water). from Chris Turner on Vimeo.
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