「河合継手」 弊社サイト出展の匠たちに聞いてみたい!


なぜ角材が三方向に繋がるの? 驚異の技法『河合継手』

 

↑grape さんに面白い記事が載っていたので紹介します。 (抄訳含)

 

”河合継手”・・・「三方向に角材を繋ぐことが可能」??

~ 工学院大学の河合直人教授が東大生時代に考案した方法~

”二本の角材を直線方向と二つの直角方向に繋げられる方法。つまり三方向に角材を繋ぐことが可能なのです。”

 

「・・・え?、、3方向?? 直線と90度ならわかるけど、2方向じゃなくて3方向???」

紹介文を読んだだけでは何の事やら理解できなかったのですが、ビデオを見て初めて理解できました。

 

kawai chokusen1

1つ目.直線

kawai chokkaku3

2つ目.直角1

kawai chokkaku2

3つ目.直角2

と、こういう事だそうです。

 

基本的なアイデアとしては、、、

kawai kiribasho

「(正六面体)キューブをここで切って・・・」

kawai kiribasho mawasi

kawai kiribasho mawasi120

「120度くるりと回すと・・・キューブの形にもどります」

kawai kiribasho sasaenasi

ただ、木材に応用してもこれだけでは支えるものが無いのでポロっと落ちちゃいます。

kawai kouzou sankou

kawai kouzou sankou2

 

「120度回転させてもはまり込むコレを参考にして・・・」

kawai kouzou

「こういったものを作りました。3方向からはめ込める構造です」

 

動画では機械+手仕上げで作っていましたが、日本の匠たちなら全て手作業で出来てしまいそう・・・

kawai kouzou ending1

動画作成者ウォンデルさん

「こういった継ぎ方がどれくらい有用なのか?についてですが、

私の知る限り全然有用ではないと思います」

「理由としては、正確につくるのが非常に難しい事。

木目の関係から強度が出しづらい事。

正しい角度と寸法で精巧に作られた接合部を有する事が良い継手の条件です」

 

そしてなんと・・・

 

 

 

kawai kouzou ending2

 

 

バキッ!!!

 

 

kawai kouzou ending3

“Yeah, really not a very strong joint”

「強度が足りませんね。」(抄訳です。念の為)

「木目も活かせていないのでこの部分が割れてしまいました」 ~動画おしまい。

ウォンデルさん Youtube ページ ←リンク

 

強度に関しては木の種類と、どの部分を使うか?によっても大きく変わりそうですね。

日本の匠たちの選眼、腕でもっと強いものが作れるんじゃないかと期待してしまいます。

 

レゴに負けるな!「子供の木のおもちゃ」に最適?

建材用途だとやはりそれなりの強度が要求されますが、一方でそれほど強度を必要としないものもあると思います。

子供用の木のおもちゃには向いているのではないでしょうか?

・木を触ると血圧が下がる

・木の香りでリラックス効果

など、木の効用が知られていますが、知育にも良いのではないかと思います。

 

大人でも感心するような複雑な構造に、小さい頃から触れる事でゆくゆくは

幾何学に興味を持ったり、職人さんに興味を持ったりするかもしれませんね。

「脳の発達には様々な刺激に触れる事が良い」と言われていますが、

「木で出来ている」「興味をそそるオモシロ構造」なんて最高じゃないですかね?

 

「木工教室」どうでしょう!?

おもちゃメーカーの方のみならず、工務店イベントの「木工教室」等でで取り上げてみてはいかがでしょうか?

 

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