フェルメールとレンブラント を見に行きました。
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その他
先週の日曜日(2月21日)ちょっと気になる展示があったので、弓の稽古を午前中で終わらせて六本木まで出かけてきました。
目当ては、森美術館の
「フェルメールとレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち」
と
「村上隆の五百羅漢展」
です。
六本木ヒルズ内にあるので、メトロの六本木駅から直結で行けて便利です。
※ただしホームから1- C出口に向かわないといけません。一度他の改札から出てしまうとえらく遠回りをしないといけないので注意が必要です。日比谷線ホームでいうと目黒方面よりの改札です。
着いてみると「五百羅漢展」のほうは当日券の列が結構ならんでいるではありませんか…、これは後回しにしようと決断。なにせここは夜10時まで開館しているので。
※すみません…結論からいうと五百羅漢展は疲れてしまい、見ずに帰ってしまいました。
ということでオランダ展のほうに向かうと少し並んだだけでチケットを購入できました!エレベーターで53階まで上るとすぐなのですが、気がつくと寒がりの私でもダウンを着ていると結構暑いです。ということで職員さんに聞いて、エスカレーター奥の受付にあるクロークに預けることができました。
さて入場です。受付で音声ガイドを借りると、ナレーションは「あさが来た」で毎朝見ている玉木宏さんではないですか。私は基本、音声ガイドは借ります。これがあると展示の横書きの説明を見なくても済むので楽です。もっとも自分なりに眺めてから聞くことにはしていますが。
まず風景画が何点か続きます。ちなみにこんな感じの風景画です。
…申し訳ないのですが正直ピンとこなかったので、
途中でチラ見しながら飛ばして目当てのフェルメールに向かいます。
「水差しをもつ女」
少し人だかりが出来てましたが絵の前に2、3人しか人が立っていないのでじっくり見られました。
さすがですね。良いです、というか好みです。私はこういうはっきりした絵が好きです。というかこの日の当たっている部分の明るさがいいですよね。なんかこう、小学生の頃の夏の土曜日の学校帰りのような感じ。たぶんフェルメールが得意とする青と白がそうさせるのかな、と勝手に推測しています。
さて、おめあてのものは見てしまったので次に行きます。
レンブラントの「ベローナ」
ローマ神話の戦いの女神だそうで、持っている盾にメデューサが入っているので、アテナ(ペルセウスのメデューサ退治に味方した)かなと短絡的に連想したのですが、それならローマ神話でのアテナの呼び方はミネルヴァなので違うなあ、なんて考えていたら説明文にマルスの奥さんと書いてありました。これは知らない。女神そのものよりも盾のメデューサのほうに目がいきましたね。怖い。
あと一つ印象的だったのはこれ。
カレル・ファブリティウスの「帽子と胴鎧をつけた男(自画像)」
この画像だと伝わりにくいとはおもうのですが、まず顔の表情からいろいろな感情を感じます。微笑んでいるようにも寂しそうにも少し怒っているようにも見えます。あと、戦いが終わって静かに土埃を巻いて風が舞っているような空気感。でも、本人は戦場に行ったことはないようなので、想像のみでこの空気感を表現しているはずです。すごいですね。若くして亡くなったのが残念です。
おまけ
今回の展示でも肖像画が多く展示されていたのですが、なぜか男性は左向きが多く、女性は右向きが多かったので何か理由があるのかと思って近くに立っていた学芸員さんにドキドキしながら聞いてみました。
すると、少々お時間頂いてもよろしいですか、とのこと。しばらくして別の学芸員さんがきて話してくれた回答としては、以前調べたことがあったのだがよくわからなかった、ただ女性に関しては右向きの方が表情が豊かにみえるらしいので、それが理由かもしれません、とのこと。(ちなみこの学芸員さんは女性だったのですが、やはり右に向きながら話していました)宗教に根差すものなのか、世界的に普遍的なものなのか。機会があれば調べてみようと思います。
…全体的にはもう少しフェルメールとレンブラントの作品が欲しかったな、とは思いましたが、空いていて見やすかったしまあ行って良かったと思います。
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