まずは電子書籍に書き込んでみて
みなさん本を読んでいる時に書きこみってしますか?
ボクはあんまりしないんですけど、中古本を買ったりすると結構線が引いてあったり、ちょこちょこっとメモが書いてあったりします。意味不明な数字が書いてあったり…ものすごく気になるんだけど!あと、マーカーなんかは使う人多いですよね。
本をたくさん読む人にとって、付箋を貼ったり、マーカーで線をひいたり、書き込みができるのは必須なんでしょうね。電子書籍の話をしているとそういった機能面のことに触れられる機会があるんです。「電子書籍だと付箋貼ったり、書き込みができないからなぁ」なんて。そうそう、いろんな会社の電子書籍閲覧アプリを見ても一長一短で「これとこれが一緒になっていると便利なんだけどな」ってことあります。
そんな悩みを解決しそうなものを、ノルウェーの電子書籍端末ベンチャーが発売しそうですよ。
10.3型のペン入力対応電子ノート端末「reMarkable」を発表したようです。
YouTubeあったので入れておきます。
うーーーん、便利そうですね!
何と言っても書き心地が良さそう。専用スタイラスの反応速度50〜60ミリ秒を実現し、紙に近い書き心地の実現に注力したそうですよ。まだ開発中のため、発売は2017年8月みたいです。価格は716ドル(約8.1万円)。お、意外とするな…。以前Apple Pencilに感動して書いた記事がありましたが、ちょっと同じ匂いがするなぁ。
Apple Pencilから見る電子書籍の可能性
これはノートですからね、この技術が電子書籍閲覧用に使われれば、本への書き込みが実現するんだろうな。電子書籍っていうのは、割といろんなことが出来るんですよ。マーカーやメモはもちろん、ページの一部を切り取ってスクラップしたり、ドッグイヤーをつけたり。あ、これはボクたちの開発しているアプリの機能だけど。
そうそう、ボクたちのアプリはすでに書き込みの機能があるんです!
書き込んだ場所も保存されて、どこに書き込んだのか後で確認することもできます。ちょうどアイデアを思いついた時に、その元となる情報のところに書き込めたら便利でしょ?と思って機能をつけました。
電子書籍って聞くと、「???」って顔をする人も多いけど、実は本を読みやすくする機能がいっぱいあります。食わず嫌いかもしれませんよ。iPhoneが初めて日本で発売された2008年、ボクは初日に購入したんですが、みんな「???」って顔でした。まあ、買ったボクが一番「?????」でしたけど(笑)
数年前MacBookを持っていたら、「Macは変態な人が持つものだから」って言われることもありました。まあ、変態と言えば変態ですが(笑)
要するに何が言いたいかというと、まずは持ってみましょう、買ってみましょう、使ってみましょうってことですね。インターネット、デジタル、AIがこれから落ちるということは考え難いことです。おそらく「本」も電子化が進んでいくでしょう。だからまずは、「電子書籍ってどんなもんよ?」って感じで、使ってみてほしいなぁと思います。
そしてアレも電子書籍になればいいのに、コレも電子書籍だったら便利なのに、なんて考えてみて欲しいなと思います。それでもって、こっそりその意見をボクに教えて下さい(笑)
書き込みができるっていうのは、今ないだけであって、来年にはフツーのことになっているかもしれない。全然思いもつかなかった機能が搭載されているかもしれない。そもそも「電子書籍」という名前じゃなくなっているかもしれない。それくらい今は移り変わりが早い時代です。
ボクたちも読書をする人たちの「不」の解消のため、これからもいろんな機能やサービスを考えていきますよ!
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