14才の頃に聴いた音楽:「ノスタルジー普遍の法則」とマーケティング


最近、海外ドラマを見る機会がよくあるのですが、「クリミナルマインド」(FBIプロファイラーが難事件を解決する人気テレビシリーズ)に出てきたセリフに

「14才の頃によく聴いた音楽が人生で一番心に残る」

というものがありました。

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(Criminal minds: ファーストシーズンの写真がありました。ギデオン懐かしいですね)

 

「14才の頃に~」この一節が出てきたのはずっと後のシーズンだったかと思いますが、

これを見たとき自分の経験を振り返って、「確かに当時の曲はよく聴く…」「確かに大きな影響を受けたなぁ」と感じました。

 

私が14才だった頃は約30年前なのですが、30年前の1980年代中頃はテレビで音楽番組が乱立していました。流行りもあり、洋楽に関する情報は豊富な一時期だったように思います。

 

インターネットが普及した現代とは比べ物になりませんが、当時、学生にとって情報収集の中心はテレビと雑誌でした。音楽はLPレコードが主流でCDは”まだまだ出始め”といった時代です。

LPレコードは2700円、CDは3200円という時代でした。 輸入レコード屋さんに行くと「$10」「$12」の札がついたままのものがあったり、初めて見る海外のLPレコードがたくさん揃っていて、楽しさのあまりよく足を運んだものです。

 

それこそ色んなジャンルを聴きまくりました。

今ではYoutubeを開いても、新しい音楽を探すよりは「あの頃のあの曲」を検索してしまいます。

新たに気に入ったアーティストやバンドもありますが、気に入ったきっかけは、実は10代の頃に聴いたアーティストがソロ活動で作った新曲だったり、別グループで作った曲がほとんどだったりします。

10代だった当時、気に入って聞いていた曲が現在の好みの下地になった様に感じています。

 

もうすでに方向性が固まってしまったかの様です。

「過去に左右されている」という見方もある意味正しいのかも知れませんね。

 

ノスタルジー普遍の法則」

エクスマ(エクスペリエンス マーケティング)を提唱しているマーケティングコンサルタントの藤村正宏さんによると

『過去やなつかしさ、いわゆるノスタルジーには人を引きつけてやまない不思議な魅力がある』との事。

藤村正宏さんブログ ↓ リンクを貼っておきます。↓

大滝詠一のアルバムを買ってしまった。「ノスタルジー普遍の法則」

藤村さんによって名付けられた「ノスタルジー普遍の法則」。その説明として、「人間はなつかしさが好き」「なつかしさは心を癒す」「なつかしいは集客できる」などがあるのですが、私は「なるほどなぁ」と膝を打つ事しきりでした。

 

何の迷いもなく買ってしまいました

trooper facebook

↑先日Facebookで存在を知った「アイアンメイデン Trooper」ビール

「こんなところでエディ(イギリスのバンド アイアンメイデンの骸骨のキャラクターです)に会えるなんて…」

と感動しつつ、当時のロック音楽から強い影響を受けた私は何の躊躇もなく「購買」してしまいました。

この商品を企画した人にとって、恐らく狙い通りの行動をしてしまったわけですが、本人としてはこんなハッピーな事はない!位の気持ちでビールの到着を待ち望んでいたわけです。

近江商人ではないですが、全くの「売り手よし、買い手よし、世間よし」だと思います。

 

団塊JRはボリュームゾーン

現在40代中盤の私の世代は「団塊Jr.」とか第二次ベビーブーム世代 と言われています。

戦後のベビーブーム世代の子供達で、それなりの人口がいます。

 

・このバンドは当時世界を席巻したロック音楽の一翼を担った

・世界中の団塊Jrが影響を受けた

・日本は世界第二位の音楽マーケット

 

分析というほどではないですが、今回のこの商品にまつわる要素を挙げてみました。

 

 

日本が世界に出していける商品というものが実はまだまだ沢山あると思います。

「多大な人々が影響を受けたコンテンツ」はそのままでも凄い力を持っていますが、「プラスアルファ」が加わる事で、

「もう一花咲かせる」という事が可能になるかも知れませんね。

 

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