パキスタン ドローンの10年 アルジャジーラ


A decade of drones
パキスタン ドローンの10年(抄訳)

A decade of drones アルジャジーラ
 
AJ Decade of Drones
 
<昨年のアルジャジーラ記事ですが、興味深いものだったので紹介します>(抄訳)
 
2001年の同時多発テロ後、アメリカはパキスタンで武装無人機を使い何千の”武装過激派”とされる者を殺した。
殺された人物が特定される事はほとんどなく、無人機攻撃が裁判に問われる事も無い。
数百の一般市民もこの攻撃に伴い殺されたと言われている。
NPO(Bureau of Investigative Journalism)によると、2009年のオバマ大統領就任以来、無人機攻撃が増加している。
政府当局が無人機攻撃を明かす事はほとんど無く、ドローン戦争の実態は闇に包まれている。

AJ Decade of Drones Pakistan,US

<パキスタン>
表裏のある行動で非難を浴びている。公式には自国における無人機攻撃を非難する一方、
非公式には危険と目される人物の攻撃に対しては米国に情報を提供するなど攻撃を支援している。
 
<アメリカ>
長年パキスタンに対する武装無人機攻撃を否定も肯定もしていなかったが、
2012年、アルカイダに対する無人機攻撃を認めた。
2013年、オバマ大統領はドローン(無人機)による攻撃は、テロリスト殺害の為の合法な手段であるとの演説を行った。
 
 
AJ Decade of Drones Musharraf
ムシャラフ 1999-2008
(パキスタン承認のドローン攻撃)
”標的が明らかに隔離されていて巻き添え被害の起こりえないといった極限られた状況下においてのみ容認される”
 
     AJ Decade of Drones Bush
     ブッシュ 2001-2009
”(パキスタンで)我々の部隊が予期せぬ抵抗にあった場合、戦闘が始まり国際的なニュースとなる。
トライバルエリア(部族地帯)に入る方法は他に無いだろうかと私は考えた。
プレデター(無人機名)にはビデオ映像での偵察、レーザー誘導爆撃の機能がある”
 
AJ Decade of Drones Zardari
ザルダーリー 2008-2013
”貴重な生命、財産を奪うドローン攻撃を我々の国土で続ける事は、非生産的であり
民主的に選ばれた政府にとって説明しがたい事である。発言と行動が食い違う事になってしまう”
 
     AJ Decade of Drones Obama
     オバマ 2009-現在
”我々が追っているテロリストは市民を標的にしている。
テロリストによるイスラム教徒死者数は多く、ドローン攻撃による民間人犠牲者は少ない。
’何もしない事’は我々が取る選択肢ではない”
 
AJ Decade of Drones Sharif
シャリフ 2013-現在
”ドローン攻撃を非難し、公共への情報開示を求める方針だ。
攻撃継続を水面下で画策する動きは許されない”
 
AJ Decade of Drones total
<左:アメリカによる無人機攻撃を支持するパキスタン人割合>
 
<右:アメリカによる無人機攻撃を支持するアメリカ人の割合>
 
 
AJ Decade of Drones chronicle
 
リンクです→A decade of drones アルジャジーラ
 
人数の集計は非常に重要な役目ですよね。
「その裏になにがあるのか?何が透けて見えるか?私達には想像力が必要だ」
以前、私の尊敬する先輩が仰っていました。

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