絵本がいま、届けてくれるもの


中学生の娘と夏休みの自由研究について話していたら、「小学生の時は何を自由研究でしてたかな?」という話題になり、懐かしく、小学校2年生の時に娘が作った「絵本」を手にとった。無印良品で売っていた真っ白な絵本の形をした画用紙に、娘が絵を描き、ストーリーを考えて文字も自分で書き込んでいった。

習いたての漢字や、不揃いな文字など今とはまた違う一生懸命な文字たちに思わず微笑み、ペラペラとページをめくるうちに、次はどうなっていたかな。。。と読み進めていった。

タイトルは「そらくんとぴかりくんのぼうけん」。ある男の子が雷さまの男の子と楽しく遊ぶというストーリーなのだが、その中にはきっと今の娘では書けないようなことがたくさんちらばめられていた。紙ひこうきを飛ばして、雷の子に届いたり、雲をトランポリンにして遊んだり、雲をわたあめに変身させて食べてみたり。

 

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懐かしく読んだ娘も笑顔になり、私も当時描いていたことをはっきりと覚えていなかったので、結末に思わずにっこりとしていた。

 

最近、「絵本ピクニック」というイベントがあることを知った。大人が好きな絵本を持ちよって絵本について話すイベントをニジノ絵本屋さんが企画されているとのこと。絵本を通して、交流の場を設けたり、絵本LIVEというイベントを企画し、女優として活動していたプロが朗読し、時にはミュージシャンがバックで演奏することもあるそう。

 

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http://toyokeizai.net/articles/-/134126より

 

子供のために参加したが、親御さんもとても感動されて帰ったという感想もあった。「大人になったからこそ、わかるよさや深み、学びがある」というニジノ絵本屋さんからの一文に思わず頷いた。絵本って子どもだけのものではない。大人もまた子どもの頃とは違う感性で、感動できるものなんだと。

おそらく、娘も自分が絵本を描いた頃より、体はもちろん、心も大きく成長しているはず。あのころ感じていたことときっと違うことを久しぶりに読み返して感じたと思う。そして私も、娘が絵本を作ったころとはまた違う新しい気持ちで、ページをめくり、純粋な気持ちにとっても癒された。

子どもにも大人にもたくさんの可能性をもった絵本たちを世界中に届けられたらいいな

心が温まったり、笑顔になったり、切なくなったり、いろんな新しい体験をいまの気持ちに寄り添って届けてくれるはず。

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