狭き門から入るということ
写真のきれいな門は山形城です
人生でも仕事でも様々な道がある。
「狭き門より入れ」という「ことわざ」の語源はイエスの教えにあります(新約聖書の福音書)。
慣用句としては「狭き門より入れ」という形より、それを短縮した「狭き門」という形で使用されることが多いかもしれません
単独で使うと単に「困難な道」という意味合いになるでしょう。
ただ、もともとは「狭き門より入れ」というのが本来の形。
「楽な道よりも困難な道を選べば、大きな報いがありますよ」という意味で捉えるのが、イエスが言った意味に近いと思われます。
冒頭に紹介した聖書の言葉の直後の節は次のようになっています。
「いのちに至る門は小さく、その道は狭く、それを見出す者はまれです」(新約聖書 マタイの福音書7章14節)上記の聖書の言葉をすこしくだくと
「『救いに至る道の入口』は、多くの人々にとっては見過ごされがち、また、見出したとしても、その道を行くことは、非常に困難に思え、魅力を感じる人はほとんどいないだろう。」しかし、逆に「滅び(地獄)に至る門は、誰でも見出すことができ、しかも魅力的に見えるので、多くの人々がその広々とした道を歩む」というのです。
もし、天国や地獄と言われる場所が実際に存在するなら、是非とも天国に行きたいですよね。
人生においても、事業においても、決断をすることは沢山あります。
例えば、波にのっている業種、業態がよく見えそこに事業を考えて進むことなどは「広き門」で滅びの門かも知れません。
衰退業態や成長中々しない業態などで、そこに活路を見出すことは「狭き門」かもしれませんね。
狭き門は困難にも見える。しかしそこへいくことは勇気も必要でしょう。
人生でも幾多ある狭き門と広き門。どちらにいくかは自分で決めることができる。
株式相場の格言でも
人の行く裏に道あり花の山
。投資家は、とかく群集心理で動きがちだ。いわゆる付和雷同である。が、それでは大きな成功は得られない。むしろ他人とは反対のことをやった方が、
うまくいく場合が多いと説いている。
大勢の人が行く山(広き門)とは反対の狭き門へいったほうがいいとしている。
古今東西とわず聖者や格言は通じるところがありますね。
格言は分かっていても中々・・ということだと思いますが
狭き門から進むということ、日常では男らしくいくことを心がけて行きたいと思います。
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