トランジットの時間を電子書籍が変える


2013年11月ボクは仲間とともに、ベトナムのホーチミンから、ミャンマーのヤンゴンを渡り歩きました。

といっても旅したわけではなく、スマホアプリ開発のために委託先の会社を探すために行ったのです。どちらも初めての国で、まずはその暑さと、人の熱気に驚きましたね。ホーチミンはとにかく若い人が多くて、オートバイの台数が半端じゃない。道路を渡るのも最初は命がけです。(でも、実はみんなちゃんと止まってくれる)ITの技術は中国を凌ぐほど伸びており、若者たちは自分の力を試したくて仕方ない様子。バイタリティに溢れている一方で、街中にベタッと座って一日中寝ているご老体もいる。

 

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ヤンゴンは中心部の発展が目覚ましい。外資系のデベロッパーさんと思しきビジネスマンが、高層のホテルからタクシーで走り去る横で、物乞いの老人が杖をついて歩いている。夜、大通りから一本路地を入ると、ろうそくを立てて地べたにゴザを敷いて、野菜や魚を売っている人たちがじっとこちらを見ている。格差社会の縮図のような世界が広がっていた。

両国とも今はどうなっているのだろう?特にミャンマーは政権も変わって、人々の暮らしぶりにどんな影響を及ぼしているのかを、またこの目で見てみたい。そうそうあの時トランジットで期せずして訪れることになったハノイでは、たしか新しい空港を建設していたはず。も出来たのかな?

 

今回は出張の思い出を語りたいのではく、この空港における電子書籍のお話。

アメリカの電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、ワシントン州のキングズ郡図書館が、管轄エリアにあるシアトル・タコマ国際空港ロビーに、電子書籍貸出のキオスク2台を設置したとのこと。どうやら数年前から、紙書籍の貸出スタンドを空港ロビー内に設置していたようですが、それを電子書籍に全面変更した模様。図書館カードを持っていない一般旅行客でも、最大2冊まで電子書籍が借りられるようになっているんですって。

空港はトランジットが多いし、何と言っても外に出ることができない。今やスマホのアプリでゲームに勤しんでいる多いけど、本があれば本を読みたいという人もいるのではないかと思う。紙の本だとモノを返さないといけないけど、電子書籍なら48時間が経過したり、ポイントとなる地点から離れたら読めなくなるように設定すればいい。空港はもってこいの場所じゃないかな?

 

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ボクがベトナム、ミャンマーに行った際も、ヤンゴンからハノイまでの飛行機がスコールと風の影響でなかなか飛ばず、ハノイで随分待たされました。そんな時に前述の電子書籍のサービスがあると、十分時間がつぶせるのではないかと思う。飛行機に限ったことではなく、電車だって、バスだって使えますね。電子書籍はただネットで買うだけではなく、「時間つぶしと場所」というキーワードで考えていくと、結構活用の機会が見えてくると思います。空港での活用は特に今後増えていくのではないでしょうか。

実はボクは、出発の前日の夜中から急激に腹痛となり、長い長いトランジットの間中苦しんでいた記憶があります。というか、帰りはほとんど何も食べず、ひたすら痛みに耐えていました。そんな人にとっては電子書籍を読む余裕はないかもしれないけど…

食べ物には気をつけて、空港内での読書を楽しみたいですね。

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