深く心に残るのは


小さい頃、私は悲しいお話を読むのがとっても苦手でした。例えば、にんぎょう姫のお話。にんぎょう姫は人間の世界の憧れて、人間になりたいと思い、魔女に自分の声をあげて、人間の体にしてもらい、人間になることができました。人間の男性を助け、恋をしますが、最後は好きな人を守るために自分の命をあげて泡になってしまいます。純粋な心を持ったにんぎょうのお話。私が読んだ時はそのような結末の絵本でした。

 

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子供の頃、このお話を読んだ後はしばらく悲しくて、泣いていました。すごく覚えています。その後、にんぎょう姫の絵本は大人になるまで手に取れませんでした。ただただ悲しい気持ちがいっぱいで。でも、にんぎょう姫の優しい気持ちはずっと心に残っていました。

 

ディズニーシーができて、にんぎょう姫のアリエルのショーに初めて行く時もすごく迷いました。きっと悲しいのだろうなあと。でも子供が行きたいというし、きれいなショーだと評判だったので、出かけました。

 

すると、ディズニーシーでは、にんぎょう姫は好きになった人と結婚して幸せになって。結末がハッピーエンドになっていました。アンデルセンやグリム童話も時代によっていろいろ結末が変わったりしているのですね。解釈にも違いがあるのかもしれません。この結末の方が、夢の国のディズニーシーではハッピーな夢心地で楽しめるので、ホッとしたところもあります。ショーも色とりどりで、音楽も楽しくて。

 

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http://prcm.jp/list/ピーターラビット

 

ピーターラビットのお話も結末はハッピーではありませんでした。母親のいうことを聞かずに、人の畑のものをたくさん食べてしまい、その結果畑の主人に捕まりそうになり逃げ回り、食べ過ぎと逃げ回ったことで具合が悪くなってしまい、苦い薬を飲まされて寝かされるという結末。一見、ピーターを思うとかわいそうな気持ちになりますが、ピーターは捕まらずに助かり、たくさんのことを学ぶことができました。

 

悲しかったこと、涙が出るくらいショックだったこと、つらいこと。そういうことは特に大きく心に残っています。だから、それを感じることで、優しくなれたり、いいことができたり、がんばれたり、考えさせられるのですね。それが、いろいろな気持ちとして深く残って、力を与えてくれるのだろうなあと最近思うようになりました。

 

悲しい切ないお話も秋には合っているのかもしれないですね。こっそり涙を流すには電子書籍で、何を読んでいるか気づかれないように読んでみるのもいいかなあと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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