国も年代も越えたみんなに耳を傾けた作品づくりを


子ども向け創造・表現活動を推進するNPO『 CANVAS 』を運営していらっしゃる石戸奈々子さんのホームページを拝見しました。情報化社会を生きる子どもに必要とされる力は、コンピューターには絶対代替できない力としてのコミュニケーション力、そして創造力を育む活動を推進していきたいという思いでNPO法人を立ち上げ、いろいろな学びの場を提供し、ワークショップやイベントを開催されています。学校だけではなく、子供達がコミュニケーションを通して創造力を発揮していけるような楽しいことを企画されています。

 

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http://www.canvas.ws/nanako/?p=11403

 

その中にデジタル絵本の研究がありました。デジタル絵本のアワードや国際デジタル絵本フェアなども開催し、子どもとデジタル絵本について熱心な取り組みと研究をされています。こちらで作成されたデジタル絵本アプリを私もダウンロードしてみました。 2012年 Filipino Readers’ Choice Awards 受賞した作品でフィリピンで紙の本として出版されていて、第4回デジタルえほんアワード入賞作品だそうです。世界で人気の作品だそうですが、日本とフィリピンとで共同開発され日本語版が今年配信されました。

 

私はこの作品を見たときにデジタル絵本の不思議な絵とアニメーションに惹きつけられました。見たことのない素材やアニメーションに吸い込まれたからです。そして、反応してくれる仕掛けがたくさんあり、からくり箱を開けていくようなそんなワクワクした気分で読み進めました。フィリピンで賞をとられたということもあり、お話しもとても可愛らしくて心温まるストーリーで、思わず微笑んでしまうものでした。読み聞かせの演出もとても素敵でした。

 

このアプリを作られるにあたっては、フィリピンと日本とで共同で研究されていてたくさんの知恵が詰められています。そして、小学生の子供たちにも触れてもらい、意見をもらって子供の感覚というのも取り入れてできたということを知りました。異文化も交流し、子どもの目線も大切に作られたというのはとても素敵なことだと思っています。他の絵本作家さんのご意見でも、子どもと触れて、反応を肌で感じながら、作品を作っていくようになったということを目にします。大人の伝えたいことと同時に子どもの感覚も大切にされるということはとても熱心で大切なことなのだと感じます。

 

私たちもこれから絵本を初めいろいろな作品作りに携わっていくことを楽しみにしています。決まった発想だけではなく、国境も越え、年齢も越えた柔軟な感覚、たくさんの今の声を感じて、ご意見を取り入れながら、いいものを創造していく熱心な気持ちを忘れずに、素晴らしい作品を届けていきたいと思っています。

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