プログラミング教育はどうして必要?


文部科学省では、2020年から小学校で「プログラミング教育の義務化」を検討するという発表がありました。2012年から中学校では技術家庭科の授業で必修化されています。プログラミングを学ぶことがこれから重要になってくるのではないかと考えられてきています。でも、実際それは必要なのか?どうして必修になるのか?などの観点で考えてみたいと思います。

 

プログラミングの必修化の背景として、IT人材の不足ということがあるそうです。ITビジネスが拡大する傾向と予測されている中で、不足される人数が増加する傾向にあります。日本では、現在でも17.1万人不足しているとされていて、2020年には36.9万人、2030年には78.9万人不足すると予測されています。

 

有識者会議などでもこの人材不足に向けての対策が検討されていて、楽天の三木谷氏が産業競争力会議で提出した資料では、具体的なビジュアルプログラミング言語の利用の提案や、ライフイズテックとサイバーエージェントの合弁会社で、CATechKidsを設立して小学生向けのプログラミング教育サービスを始めたりしています。その他子供向けプログラミング教室も増えてきていて、地方では佐賀県で実証研究が大学や企業と協力して行われたりという例もあります。

 

海外では、フィンランドがIT大国として有名ですが、小学校から必修化されています。イスラエルでは、軍事関連、ビジネス分野で大きな利益を上げています。アメリカでは、プログラム教育を推進するNPO法人Code.orgが積極的に活動をし、バルト3国のエストニアでは、小学校1年生から教育を始めMicrosoftも支援したりしています。世界のあちこちでプログラミング教育を重視する方向に動き始めています。

 

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このように世界的に教育が重視されているのは、IT技術が使えればいいというものではなく、原理やプログラミングを教えることが大切だとされていることが大きいとされています。フィンランドでもロジカルシンキング(論理的思考)を育てるためにプログラミング教育が大切だと考えられ推進されています。実際にIT関連の仕事に就かなかったとしても、課題を解決する力というものがとても重要でどんな分野でも活かせる能力を磨くことにつながるという考えがあります。

 

実際、海外だけではなく日本でもプログラミング教室なども無料で開かれていたり、子供に向けてぜひ楽しみながら学んでほしいという考えのもと、広がりを見せています。子供はプログラミングを通して、大人にはできない発想をして驚かせたりすることもあるという記事も読みました。プログラミングが身近なものになって今までにない発想が生まれ、社会的な課題を解決する力になっていくように、私も応援活動していきたいと思っています。

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