あなたにとって、絵本が残してくれたものは何ですか?


最近、私がとても実現したい!と思っているからか絵本を届ける活動というものを目にすることが多くなりました。シャンティ国際ボランティア会の皆さんをはじめ、ラオスの子どもさんなどNPO法人の皆さんが途上国の子どもたちに届けるものとして、絵本を大切にされています。ラオスの子どもさんは、「なんのどうぶつ?」というラオスで長く親しまれている絵本の絵に、ラオスと日本の言葉でラオス作家さんの詩をつけたカレンダーを販売していて、その売り上げで絵本を届けるという活動を目にしました。

 

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201612/CK2016120702000167.html

 

いろいろな支援の方法があると思うのですが、なぜ絵本なのでしょう。生きるために大切なもの、必要なものは衣食住を基本にいろいろとあるのですが、それとはまた少し違う、本というものがどういう意味があると思いますか?私、個人的には心にずっと残るものだからではないかと思っています。絵本が教えてくれたもの、本が教えてくれたものはとても大きくて、これを教えますよ!という勉強や授業とは全然質が違って、一人一人読み取るものが違ったり、感じることが違って、ずっと心に残ってくれて、支えてくれるものだと思うんです。

 

シャンティさんが活動されているアフガニスタンでは、絵本や図書館などを提供して、それを読んだり利用した現地の方の意見として以下のようなものがありました。

「以前は教科書に、武器や戦闘のシーンがたくさん載せられていた。先生は私たちに銃器の使い方を教えた。しかし、シャンティに届けられる絵本によって、先生たちの価値観が変わり態度も変化した。以前は不安しかなかった僕も、将来の夢を持てるようになった。」

「絵本を読むようになって、人を敬う気持ちを持てるようになった。生きものの命を大切にできるようになった。それから絵本を読んでもらったり音読したりすることを通じて、私は初めて人前で話せるようになった。」

(http://ameblo.jp/bokurano-ehon/entry-12220453629.htmlより)

 

絵本が届けてくれるものは何かを必死に覚えてなくてはならないものではなくて、絵本の世界で何かを体験したり、想像したり、未来を広げてくれたり。その中で自然に身についている知識だったり、言葉だったり。豊かに過ごすためにたくさんの種をまいてくれるのではないかと思います。私は今でも絵本を読むと心の中がふわっとして、言葉では言い表せないような優しい気持ちになれます。時にはハッとさせられたり、クスッと笑ったり、寂しくなったり忘れていた素直な気持ちになれたりするので、とても大切な時間です。絵本や本の効果って目には見えないけれど、言葉になっていないかもしれないけれど、心に残って生きていくための大きな力になってくれるものだと思います。だからこそ、届ける意味がたくさんあるのでしょうね。そんな活動をされているみなさんは本当に偉大だと思います!

 

 

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