児童書が売れているワケから学ぶ


本の力というものは、いつの時代も大きく、人の心を動かしたり、人が動くきっかけを作ったり、人を豊かにしてくれています。何かを解決をしたい時、人は本を手に取るのではないでしょうか。何かを知りたい、何かを深く理解したい、何かを感じたいそう思った時に、本屋さんへ行ったり、図書館へ行ったり、今はインターネットで検索して、読みたい本を探したりしているのではないかと思います。

 

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しかしながら、今は出版の業界では売り上げが右肩下がりというのが現状です。きっと本を読まなくても得られてしまう情報が、インターネット上やSNSを通して、たくさんあって、解決できてしまうということも増えてきていることも影響していると思います。そして、活字離れということも影響しているかもしれません。でも、私たちは本として知識や技術、経験、想いを伝えていくこととても大事なことだと思っています。一人一人が体験してきたこと、考えてきたことはとても尊く、大きなものだからです。それを残すことで、誰かが心を動かされ、誰かの言動のきっかけとなるからです。

 

それを伝える、残していく手段として、言葉の力、文章力はとても大切で、言葉の伝えるものは大きなものなのですが、それに加えて、絵や写真などの視覚に訴えるということも取り入れてみてはいかがかなと考えています。今、児童書に関しては、微増ながら出版の売り上げが伸びているというのはご存知でしょうか。他の出版物に関しては、売り上げが下がっていく傾向にある中、児童書は少しずつ売り上げを伸ばしています。私が小さい頃もあったのですが、日本の歴史を漫画化したものも小学生だけではなく、高校生までも読まれていて人気があるそうです。今は人気の画家さんの絵を取り入れたり、大学受験のレベルまでの知識を紹介する本になっているそうです。

 

 

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活字から離れているというマイナスなことではないと思っています。私が子供の学校に行ったりして、先生方から教育の方針などを聞くことがあるのですが、今は昔の教育だけではなく、IoTが進んでいます。新しいものを取り入れていこうという精神が非常に大きくなっているということが、授業風景、先生方の取り組みから感じられます。そのキーワードが、「視覚に訴える教育」というものです。プロジェクターでいろいろな写真、動画、絵などを映したり、変化の様子をわかりやすく視覚で紹介したり、文字だけから理解するのではなく感じることで心に感じる教育に変わってきているのです。

 

文字や言葉の伝える力というのがまずはメインにありますが、絵や写真、動画などの映像を使って、心で感じることは、人の心に大きく届きます。理解を深める大きな力を持っています。左脳だけではなく、右脳も使って理解するという取り組みが増えてきているのですね。児童書の売り上げが伸びているのは、そこにみなさんが気付き始めて、取り入れているということもあるのではないかと思っています。これから、電子書籍を作っていただくにあたって、素晴らしい内容が、より心に届く作品になっていくように、一緒に勉強をさせていただけたらと思っています。

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