どんなものなら正解?フォントを選ぼう!


「つきじへいた」と聞いた時、どなたかのお名前かなと思ったのですが、全然違っていました・・・(汗)

これは、新しくできたフォントの名前だそうで、ゆったりとしたフォルムが特徴的である「築地書体」という書体を基礎にして、シンプルにしつつ、伝統的な美しさそして可愛らしさを表現する形になっているそうです。絵本や詩、ひらがなのみの文に「つきじへいた」はとても合うということで、特徴付けられています。

 

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http://www.excite.co.jp/News/photo_news/p-7123305/

 

日本的な古風なイメージを持ちながら、かわいらしく親しみやすいそして、新しい感じのするフォントだなあという印象で、すてきだなあと思いました。フォント選びは、本の制作を進める時に、大きな悩みどころです。絵本や詩というのは、印象を大きく左右すると思うので、絵や詩に合うフォントとしてデザインされているというのは、センスや技術が求められたのではないでしょうか。

 

そもそもフォントとは、何?という原点に返ってみると、書体とフォントの違いがうまく説明できなかったので、WEB検索・・・。フォントとは、「同じサイズで、書体デザインの同じ活字の一揃い(ウィキペディアより)」とあり、「1つの書体の文字サイズごとに作られた大文字・小文字・数字・記号類のセット(JAGATより)」とありました。書体は、「表示・印刷などに用いるために、美的感覚に基づき、字体を統一的にデザインした文字のスタイル(JAGATより)」とあります。明朝体、ゴシック体などというのが書体、それをサイズごとにセットにしたものをフォントと呼んでいるようですね。

 

フォントを選ぶときには、1番大切なのは、それが使われる目的。どんなにデザイン性が高くて目に止まるフォントでも、繋がっているような感じがして読みにくかったり、長く読んでいくと疲れてしまうものは、長い小説などには向いていないかもしれません。サインのような何か道を案内したり場所を案内するものが、とても細い文字で、見にくかったら意味をなしません。目的をはっきり決めて、フォント選びをすることがとても大切だと、いろいろな本や説明に書かれていました。

 

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http://w3.kcua.ac.jp/~fujiwara/infosci/font_adobe1.gif

 

 

そして、印象を大切に選ぶこと。フォントには有料のもの、無料のものがありますが、理由を明確に言えないとしても、素人作成のものかプロ作成のものかどうかなど、なんとなく人は判断できる力があるそうです。ちょっとした感覚で、違和感があったり、完成されていない感じが伝わったり、逆に、考えられたものというのは通じるものなのかもしれません。理由が言えないけど、何かこうかなという感覚。それを作り上げていく、デザインの世界は、とても奥深いものなのでしょうね。そういう意味で、一般で広く使われている定番のフォントというのは、固定の印象を持てるものでもあり、受け入れられやすいというものになっています。すごく目を引いて、印象に残るものもあると思いますが、しっくりきていて自然に読めているもの、違和感なくなじんでいるもの、それもフォント選びの成功なのではないでしょうか。

 

特に普段フォントにこだわって、文章を読んだりしてきたわけではありませんが、知らず知らずにフォントによって印象を持っていることもあるような気がします。このお店のロゴはこんなイメージ、この雑誌のタイトルはあんな感じだったなあと見ているうちに、心に残っているものはありますよね。主役ではないけれど、印象を決める、印象を作るのにとても大きな意味があるフォント。自然に馴染んでいてその作品を一緒に作っているフォント。本をいきいきとさせられるように、まずは、いろいろなフォントの味を知っていく努力をしたいなあと思っています。

 

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