だから、大人だって絵本が楽しい!


絵本カフェが増えていたり、大人の絵本サークルなどもたくさんあります。絵本は大人にも人気があります。今、大人の間で、絵本人気が高まっているのではないかなと思います。今まで絵本カフェは、こんなにあちこちに目にはしませんでした。図書館や店舗の絵本コーナーはありますが、どちらかというと子供向け。私も大人ですが、絵本が大好きです!

 

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http://josei-bigaku.jp/wadainoehon10995/

どうして、絵本が好きなのかな・・・と考えるとたくさん理由はあるのですが、絵本翻訳作家のこみやゆうさんのインタビュー記事を読んでいて、なるほど!と思うことがありました。絵本は、読んでさえいれば心を育てられるかといえば、それだけではないですよね。

 

絵本を読むことは、もちろんたくさんの楽しみをくれます。丁寧に素敵な色遣いで描かれた絵、一枚一枚をゆっくり眺めて楽しむ。絵からそれぞれストーリーを感じる。文の表現を心に響かせる。もっともっと楽しいことが詰まっています。でも、その一つ一つの楽しみは、たくさんの実体験があってできているもの、想像できるものなんですよね。

 

こみやさんは、絵本を楽しむためにたくさんの実体験を子どもたちにしてほしいと、お話しされていました。たくさんの翻訳をされているこみやさんは、1930年〜70年代のアメリカの古き良き本を発掘する考古学者のような仕事をしているとご自分でおっしゃっているように、埋もれていた古い本を発掘することから始めて、世に再び送り出している素敵な作家さんです。

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http://mi-te.kumon.ne.jp/contents/article/12-195/

宝物を探すように、古き良きものを見つけて、それを子どもたちが楽しめるように翻訳して送り出しています。絵本を読んで、いろんな体験をしてみたいと思ったり、絵本を読みながら自分の実体験から、たくさんのことを想像したり、感じたり。絵本を楽しむためには、自分が体験したことが、全て活かされているんですよね。

 

だから、大人だって絵本が楽しい!何と言っても子どもよりもたくさんの体験をしているからです。感じられることが、子どもの頃とはまた違ったり、一つの言葉から連想できる引き出しもたくさん持っているはず。短い文章、丹精込めて創られた絵から感じられることもいっぱいです。

 

子供にはたくさんの体験をさせてあげたい!そして、それを子供時代も大人になってからも、多くの楽しみのポケットから引き出せるように、大人になっても、ぜひ絵本を楽しめるように、今いろんな体験をしてほしいと心から思います。「大人、老人になってからのあなたを支えるのは、子供時代のあなたです。」と翻訳絵本作家の石井桃子さんがおっしゃっていました。とても心に響く言葉です。体験が絵本の楽しみをさらに深くするのですね!

 

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