日本経済の大きな課題

１０月に入り、早速安倍総理が消費増税を正式表明し、またそれに伴う減税の措置も発表しました。政治的な決断であると同時に、それだけでは解決出来ない本質的な問題もある事を承知の上での事だろうと思う。

私が思うに、日本経済の大きい問題として「海外からの投資」が進まない事が大きくあると思う。日本では、「海外投資」はどんどん拡大しているが、他の先進国では、逆に海外からの投資をどんどん呼び込み経済を活性化させている。これは、製造業の海外進出などで、製造拠点を海外に持って行き、そこから輸入するという事で生まれる、「貿易赤字」そして国内雇用が生まれない原因の1つでもある。国内投資と海外投資は、例えばアメリカやイギリス等でもトントン位。ドイツもトントン。しかし日本は４倍以上海外投資をしているが、国内投資は少ない。これでは、異次元緩和や消費増税だけでは結局の所一時的なカンフル剤にしかすぎないと思われても仕方が無い。

日本に国内投資が少ないのは、海外企業が日本に進出してくれないという事情がある。例えば金融危機に見舞われたアイルランドやシンガポールでは、積極的に法人税を下げたり優遇税制を行う事で海外企業が進出し結果経済に大きく寄与している。法人税の引き下げは重要課題であるが、これらを含めて魅力的な国という事をどんどんアピールしないと日本がジリ貧になる事は目に見えている。

海外からの投資を如何に呼び寄せるか？その為の対策を如何に効果的なものを出せるか？少子高齢化の問題など多彩な問題を抱えている我が国だが、これらを如何に解決するか？これからの対策を更に注目して行きたいと思います。

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