松下幸之助の言葉 勇気と実行力
成功した事業哲学を後世に残した松下幸之助
自身の哲学を残すことで社会の繁栄を考えた。素晴らしい志をもっていました。
事業に関しても様々な名言を残していますが、
特に変革期に向けての言葉では
60%の見通しで判断できたら決断することだ。
あとは勇気と実行力である。
と語っています。
ついつい60%というと、まだ不確かな要素もあるし・・とか考えてしまうこともあるかも知れません。
しかし、60%で進め!といっているわけですね。実に勇者らしいと思いますし、またそれ以上に
タイミングを逸するな、ということ、スピードを重視しているとも取れます。
迷っている、その時間を惜しむかのような言葉と捉えています。皆さんはどう捉えますか?
ちなみに、松下幸之助の本は何度も読みましたが、中でも「繁栄の哲学」という本が好きな本です。
この本は何度も読みましたね。いまから20~40年前に語っていたことをまとめていますが
とても奥深い。
事業に関する本というより国家論という大きな視点から社会のあり方について書いています。
非常に視野が広く事業をしながらよくここまで考えられていると感心する外なかったです。
例えば、国是の制定 つまり日本はどのような国家であるべきか?また進む方向について不明確と
いうこと(会社でいえば企業理念や事業方針とも言えるものでしょう)への氏の考え方や
教育改革にも言及しています。その中で特筆は2つ。ひとつは道徳教育。もうひとつは学校の卒業を
国家試験にするということ、です。
さらに、世界へ範を示せる国であるから他国が学びたいという位のビジョンをもつことと、実行力が
肝心であるとも語っています。
まとめると、
国是の制定 美しい国(観光立国) 精神大国(世界へ通じる道徳観) 新たな国土改造計画(食料備蓄 交通インフラ整備)
30年後 無税国家へ さらに 収益分配国家へ
日本でこのようなことができれば、世界各国もこぞって学ぶであろう、そしてそれを手助けしていくことで世界はより繁栄し
て素晴らしい社会を構築できるであろう。そして日本はそれが出来る国である。
という内容です。
もちろん事業についても書かれていますし、人としてどう成長していくかということもあります。
松下幸之助は、人生のあらゆる苦味や旨みを味わってきた人です。
そして体も弱く、学歴もなく、小さいころから丁稚奉公に出された。そんなことも
全部自分のかけがえのない財産になっていると語っています。そう思えることも凄いですね。
生前、氏と交流の会った方に話を聞いたことがあります。
上記のようなことは良くある松下幸之助の話ですが、ここまでの事業家になったのはあまり知られていない
もう一つの想いがあったそうです。それは、
松下家の再興だったそうです。
小さいころ丁稚にだされる家だったそうですが、その昔松下家は裕福な家庭だったそうです。それも幼いころ
から聞いており、いつか自分が松下家を再興したい!という想いを凄く強く持っていたそうです。
その想いは比較的早くかなえられましたが、それから社会のため国のため、自身のためでなく他に尽くそう
と更に考えるようになったそうです。
誰しも自分の先祖への思いはあると思いますが、そのような思いを内に秘めて事業に打ち込んでいたとは、、、
と感心しました。でもきっと松下家の先祖達も見守ってくれていたことだろうと思います。
勇気と実行力
60%で突き進む!ということを想い進んでいこうと思います。
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