未来の書籍のカタチを考えよう!


先日のブログで、電子書籍がどんな使い方ができるのか、あなたにとってどう役立つのかを明確にして伝えないと、「PDFを捲る感じでしょ?」「紙の方が好きなんだよね」って話で終わってしまうということを書きました。

大事なのは、電子書籍というものが書籍の電子版ではなく、電子書籍という新しいものなんだということを理解してもらうことだと思うんですね。その場合、やっぱり電子書籍ってネーミングは変えた方が良さそうだな。どう考えても書籍の電子版だもの。何か新しいことが起こるイメージがない、、、。まあそれはいいとして。

 

電子書籍が紙の書籍と違うのは、何もリンクで好きなページやWebに飛べたり、メモを保存できたり、買い物ができたり(買い物はウチのビュワーでしか出来ないかな?)、電話がかけられたりって機能的なことだけじゃないんですね。紙と電子の大きな違いの一つが、手元にモノが無いということ。はい、電子書籍はビュワーにデータをダウンロードして閲覧することはできるけど、モノとしては存在しないんですね。所有は出来ないわけです。

ボクは北欧の文化や慣習、考え方やデザインなどが好きなので、北欧系の書籍や雑誌をよく買います。特にエイ出版社さんが出していた「北欧スタイル」はコレクションとして並べてあります。休刊になってしまって残念すぎるので、復活を期待!

 

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この雑誌は絶対に捨てられないコレクションなんだよなぁ

 

電子書籍の場合は、そんな風にコレクションとかできないんですね。

もちろんビュワーアプリと一緒み管理用の本棚があれば、そこでコレクション出来ますが、それはあくまでもそのデータへのアクセス権を持っているだけ。モノとしては無いので、もしそのアプリやサービスの提供会社がサービスをやめたら、アプリの提供を終了したら、アクセスは出来なくなり読めなくなる。

 

これって怖いですよね?

 

だって、サービス提供側の状況で、買ったもの読めなくなる可能性を秘めてるわけですから。だったら、やっぱり紙の方が安心じゃないか!となってしまいますが、電子書籍でもローカルにデータをダウンロードして保存出来るサービスを始めているところもあります。その場合はPDFでダウンロードするようですが、プリントアウトすればモノとして所有も可能です。あ、これ著作権切れの書籍話ですよ。

ボクはこの辺り大事だなぁと思っています。

 

最近ストリーミングサービスがトレンドになっていますが、書籍はそれでいいのかな?とちょっと疑問なんですね。音楽や動画と書籍ってちょっと違うのかなと思っていて、書籍って所有欲強いんじゃないかなと。だとしたら、物理的に手に取れないとしても、擬似的に所有しているようにすること必要じゃないかと考えています。もちろん、前述した購入データが見られなくなる問題もあるし。その辺りの工夫をこれからのアプリ開発で視野に入れていかないといけないかな。

 

電子書籍というものが極めて紙の書籍と近しいモノであり、その上で紙では実現出来ないような、機能性やインタラクティブ性を発揮できるモノにすることで、書籍というスタイルを大きく変えていけるのではないかと思うのです。

よし、未来の書籍のカタチをみんなで考えていこう!

 

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