紙の本を電子化する時は気をつけて


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最近仮想通貨の話題をよく聞くね。

最近でもないんだろうけど、僕の周りでは賑わっている感じ。仮想通貨で商品を売り買いするとか、仮想通貨で送金するとか、寄付するとか。とにかくよく聞く。そもそも仮想通貨ってなんなのか?をここで語る気はないのである。だってまだまだ勉強中で、ここで語れるほど仮想通貨に精通していないし。

 

じゃあ何を言いたいのかというと、あんまり周囲で仮想通貨という言葉を聞くもんだから、僕もいっちょ勉強してみようと、本を買ったのですよ。仮想通貨の世界ではとっても有名だという方の本を。Kindleさんで。

 

Kindleさんでも3,000円オーバーで、紙版だと4,000円を超える代物でして。もちろん僕はKindle版を買って、自分の2番目のiPhoneに送りましたよ。1番目のiPhoneって無いんだけど、これ削除できるのかな?まあ、それはいいとして、これは仮想通貨のことをかなり深くまで知ることができそうだと思って、1ページめくったところ、「あれっ?」と違和感を覚えた。

 

「字、ちっちゃ!」

 

名誉のために画像とか出せないけど、とにかく字がちっちゃい!まあ、まえがき部分だしなと思って読み進めても、ちっちゃいまんま。視力検査のランドルト環で言ったら、1.2くらいのサイズじゃないかな。僕は視力が0.6と0.3だから、これは見えませんレベル。まあまあ電子書籍なんで、「文字サイズを大きくすればいいや、ここが電子書籍のいいところだよな」ってメニューを探したんだけど、見当たらない。あら、そんなはずはないと画面をタップしても出てこない。まさかと思ってピンチアウトしたら、、、画像だった(泣)

 

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電子書籍はリフロー型って言われる、画面の縦横によって文字が流動するタイプと、フィックス型という固定のタイプがあるわけだけど、だいたい文字ものはリフロー型で作られることが多いと思う。でもこちらのデータはフィックス型だった。それもものすごく小さなフォントサイズのまま画像になってる。iPhoneを横にしたらさらに小さくなる、、、

 

仕方がないので、1ページごとにピンチアウトしながら読むわけだけど、これが恐ろしく読みにくい。当然1ページが画面からはみ出すし、大きくした分画像がぼやける。さらに全部で300ページを超えており、300回この作業を繰り返す。途中まで根気強く続けたけど、100ページくらいで限界がきて終了(泣)

 

おそらくは、紙の本そのものをスキャンして電子化したのだと思うけど、ちょっと考えた方がいいんじゃないかな。雑誌なんかでもあるけど、A4とかA5くらいの本をスキャンしたりPDFにしても、スマホじゃ読めないでしょ。電子書籍って名前で呼ばれるけど、書籍ではないからね。紙と同じ感覚でやっちゃうと、ユーザビリティ落ちまくっちゃう。これだけスマホを持つ人が多くなれば、電子書籍だってスマホでみますよ。いやいや電子書籍はタブレットだよって人もいるだろうけど、タブレットってスマホほど普及してないもんね。そう考えれば電子化の際に、どの端末でどうやって閲覧するかを想像しなければいけないかと思う。せっかく紙の本を電子化して、より多くの人の目に触れるようにしても、スマホで見づらいってなったら逆効果だもの。

 

結局僕は、データをiPad miniにも送って事なきを得たんだけど(だったら最初からiPad miniで見ろよって話か、、、)。うちでも紙の本の電子化を請け負っているけど、ここはホントに注意しないといけないと思う。せっかくの作品が、電子化によって台無しになることも考えられる。これから紙の本を電子化しようと考えている人がいたら、要注意ですよ。文字ものは極力リフロー型でいきましょう!

 

さて、もういっちょ仮想通貨の本を探してみようかな。電子書籍でね。

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