あなたにとってのメリットを教えてあげるのが大事


6/28、29と東京ビックサイトで開催されていた、コンテンツ東京2017に行ってきました。

7つの専門見本市から構成され、コンテンツビジネスを支えるあらゆる要素が出展する大規模国際総合展というだけあって、出店者も来場者も桁違いでしたね。特に今回はAI・人工知能EXPOも同時開催だったので、その影響もあったのかな?いま注目の内容ですもんね。

それとAR・VRゾーンが大盛況でしたよ。ちょっとだけ覗いてみましたが、ほとんどのブースでマウントゴーグルを装着した人が、腕を振ったり、コントローラー?みたいなものを振り回したりして、仮想空間の中で遊んでいました。

 

そんな中、僕たちが目指したのはクリエイターEXPOです。

電子書籍での出版や、書籍の電子化の話ができそうな人たちを求めて、今年も約600名が居並ぶ空間へと足を踏み入れました。作家・ライターから、イラストレーター、漫画家、絵本、デザイン書道、写真家、デザイナー、アートまで、あらゆるクリエイターの皆さんが一堂に会していました。

 

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僕が担当したのは作家・ライターのゾーンで、すでに本を出版している人、商業出版を実現するため作品を扱ってくれる出版社を探している人、ライティングの仕事をしたい人など、たくさんの方とお話させてもらいました。

色々話してみて分かったのは、みなさん電子書籍については、買ったことも読んだこともないとか、なんか別世界だと思っていたとか、何をどうすればいいかわからないとか、とにかく未知の世界であるという印象でした。なかには電子書籍も出していますよっていう人もいて、詳しく話を聞いてみると、必ず言うのが「売れない」という言葉。出版社に言われて電子書籍も出したけど、全然売れないし、出版社は販促のために何もしてくれないと愚痴っていました。まあ、それがフツーでしょうけど、、、。さらに、kindleに出せば売れるかと思って出したけど全然ダメだよっておっしゃる人も。うん、それもフツーですよね。概して、「電子書籍は売れない」ってことになっているようで。そこんとこ変えていかないと、いけないのがよくわかりましたね。

 

今回僕が話したのは、電子化つまりEPUBデータを作って、いろんなストアにアップしても売れないですよ!ってこと。僕たちも苦戦していますが、やっぱり見せ方を変えないといけないと思います。超有名作家ならまだしも、「まだまだこれからですよ」なんて言っている人は、紙の本を書店に置いてもそう簡単には売れないですよね。

だから、ターゲットとなる読者に著者本人をPRし、著者と読者の関係を創りながら、著者のファンになってもらい、その上で作品を楽しんでもらわないといけないと、改めて思いました。電子書籍であれば、拡散力を持っているので、日本のみならず世界にもファンを作ることはできるし、交流だってSNSを使って出来なくはない。そこが電子のメリットでもありますからね。

 

とある漫画家さんや、絵や書道、着物などのアートを手がけるみなさんの作品を見せてもらったんですけどね、ほんとに日本が世界に誇れる作品ばかりだと思いましたよ。それこそ、国内よりも海外に発信して人気をとって、逆輸入することだってできる。これは、僕たちが企画をまとめてやっちゃった方がいいな。ということで、早速企画を考えている次第です。

 

先進コンテンツや、配信ソリューションのブース群を見ると、それこそ日本の先進技術の粋が集まっていて、世界に向けて展開出来そうなものばかりだったけど、コンテンツを持っているクリエイターのみなさんとは、大きな溝があるという印象を受けました。使う人も、見る人も、作る人も、技術提供する人も、みんなが「良し」となるようなモデルづくりが必要ですね。

それをやれるのは、僕たちじゃないかな?そんなことを思った2日間でした。

お話させて頂いたみなさん、ありがとうございました!

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