世界を救う「飲める本」


先日散水用のシャワーホースを購入しました。TVショッピングでよく見かける蛇口をひねるとニョキニョキと伸びるあのホースです。母親が花の水やりに重たいホースを使っているようでしたので買ってみたのです。

でもあのホースは、水圧が弱いときちんと伸びないことがあり、特に井戸水の場合は要注意とありました。

使ってしまってからでは…と思い、そのまま返品した次第です。うちは室内も屋外も井戸水なので、このホースを使うことはずっとなさそうです。

 

さてホースの話はともかくとして、うちは地下水源に恵まれているようで、無味無臭の大変美味しいお水を飲むことが出来ます。いつでも蛇口をひねれば綺麗な水が大量に流れて、喉を潤すことが出来ます。この地を開墾して、木を植え畑を耕し、井戸を掘ってくれた祖父母に改めて感謝です。

 

国際連合広報センターによると、世界では約10億の人々が十分な給水を受けられないと推定されており、1キロの範囲内(往復30分)に毎日1人当たり20リットルの水を供給する水源がないと言われています。

水道であれ井戸であれ、部屋から十歩足らず行ったところで給水が受けられるというのは、とても幸せなことだと思います。

 

いま、海外のクラウドファンディングサイト「Indiegogo」で、『The Drinkable Book』というプロジェクトが進められています。

 

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(出典)pAge Papers: Pilot scale tests of Drinkable Book

 

「The Drinkable Book」つまり飲める本ということですが、いったい何が飲めるのか?

実はこの本の各ページが独自の小型フィルターになっていて、本からフィルターを1枚切り取ってフィルターボックスにセットし、水を注ぐだけで、1ページにつき100リットルの水が浄化でき、本1冊で成人1人の飲み水を4年分つくりだすことが出来るというものなのです。

カーネギーメロン大学の研究チームが、銀ナノ粒子でコーティングされた特別なフィルターを開発し、このフィルターで汚水を濾過すると、バクテリアは銀イオンの効果で99.9%死滅するそうです。すでにバングラデシュやガーナ、南アフリカなどでは試験運用が進められているとのこと。

実用化に向けてこのプロジェクトは是非とも成功してほしいですね。

 

僕たちの電子書籍事業や雑誌製作のプロジェクトも、ようやく進み出しました。

この命を救う「飲める本」も本ですから。僕たちの本棚に是非置きたい1冊です。

 

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