出雲大社の神様 大国主はいじめられっこからヒーローになった①


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荘厳な出雲大社 伊勢神宮と並んで日本では人気があります。

オモイカネブックスのオモイカネとの絡みは後年の国譲りで出てきます。それはすこし置いておいて

出雲大社の大国主って凄く日本的な英雄だと思うのです。

日本でももっともっと紹介して欲しいと思う神様なんですね。

大国主というのは後にスサノオからいただいた神名で大いなる(神なる)国の王という意味で命名された

神様でもあるんですね。でもそれは後年のことで

大国主という神様は

最初はいじめられっこでいわゆるぱしりだった

日本ではじめての「いじめ」の被害者ではないかと思います。少なくても神話から見るとそうなると思う。

ただ、系統的にはヤマタノオロチの退治で有名なスサノオの7代目の子孫でもあるんですけど、

なんと言っても年少時代は、いじめ、使い走りで大変な思いをしていたわけです。

物語はあの因幡の白兎(ウサギ)から始まります

年少時代はオオナムチというのは若き日のオオクニヌシの名前でありましたが。

古事記の中ではオオナムチのことを「まがもの」つまり従者、使い走りだったと書かれています。

この因幡の白兎の話もそんな使い走りをされている最中におこったことなんですね。

兄貴達に沢山の荷物を背負わされて、ヤガミ姫という絶世の美女といわれたお姫様を一目みようと

いう兄貴達の使い走りです。そんな途中で毛皮をはいだ一匹のウサギが苦しんでいた。

兄貴達はウサギに「海水で洗って風に当って横になれば直る」という大嘘をつくのですが

ウサギは嘘を信じて行いますが、治るどころか益々痛くなってくる。そして一層苦しんでいるウサギ

をオオナムチ(のちのオオクニヌシ)がとうりかかります。

うさぎに「何をそんなに苦しんでいるのだ?」と聞くと

「実は隠岐の島から出雲にくるまでにサメをだまして渡ってきたが、最後のところでサメに

お前達はだまされたんだ!って言ってしまって、、、そしたらサメに毛皮をはがされたんです。

そしてさっき来た大勢の神々が(オオナムチの兄達)海水を浴びて風に当れば治るといわれたので

そのとうりにしていたら、ますます苦しくなっているんです」

それを聞いたオオナムチは

「すぐに川にいって真水で体をあらいそのまま、がまの花の花粉をとり敷き詰めてそこに横たわり転がりなさい

そうすればお前の肌はすぐ治る」と教えてあげてウサギがやってみると、すっかり直ってしまった。

オオクニヌシはウサギがサメをだましたことも責めず、ただ困っているウサギを助けてあげました。

人をだましてはいけないんだよという話でも有名ですね。

しかもそのときのオオクニヌシは沢山の荷物を背負わされ道中でもきっといじめられていたことでしょう。

自分も苦しかったはずだけど、目の前で苦しんでいるうさぎを助けた。

それからウサギはオオクニヌシに

「大勢の神々はヤガミ姫を手に入れることは出来ません、姫を手にいれるのはあなたです」と予言して

実際にそのとうりになりますが、これも後年の話でまだまだ使い走りでいじめられっこ時代は続きます。

これは、人をだましたり、軽んじたり、見下したりするものはヤガミ姫(社会ともとれる)から選ばれない。

ということの示唆にもとれますね。

いじめや使い走りにあっても、相手に復習してやろうとかあると思うけど、じっと辛抱できるまでして人に

優しく接することが大事なんだよ、ということを伝えているともいえます。

それはともかく、ウサギの予言を聞いた大勢の兄貴たちはまた、とんでもない行動に出ます。

なんでヤガミ姫がオオナムチの妻になるんだ!ってことで怒り、今度はいじめよりエスカレートして

オオナムチを殺してしまえって事になったわけですね・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

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