国際協力はメイド・ウィズ・ジャパンが加速化する
日本最大級の国際協力イベント「グローバルフェスタ2016」に参加してきました。
前日の涼しさとは打って変わって灼熱の日差し。それに会場の熱気が相まって、ものすごい暑さに…。10月に日焼けをしてしまった。
人と熱気に溢れるグローバルフェスタ2016の会場
今年の200以上のブースが立ち並び、おそらくは10万人規模の来場者があったのではないですかね?各ブースではフェアトレード商品の販売や、コーヒーの試飲、各国の料理が食べられるなど、ふらっと訪れても十分に楽しめるものばかり。なので、家族連れやカップルなどがいっぱいでした。各団体とも趣向を凝らして、楽しく国際協力について知る機会を提供していました。
ひと昔前、国際協力やフェアトレードというと、貧困地域の方々を救うために、かわいそうだから、ということで販売され購入していたこともあったかと思います。でも現在では、NGOの支援自体が現地の自立を促進する色がより強く、収入向上支援のためのフェアトレード商品についても、機能性やデザインがさらに重要視され、販売する各国の趣味趣向に合わせたものになっています。
実際に話を伺っても、日本からデザイナーさんやマーケッターの方が現地入りし、現地のみなさんと共に考え共に作っているといいます。そして最終的には現地のみなさんで自立して生産を続けることができるようにサポートしていく。
まさに「メイド・ウィズ・ジャパン」なんですね。
フェアトレード商品の魅力度はどんどん増している
だからかな、僕が見ていても去年よりも魅力的な商品が多いなぁという印象でした。さらに言えば、大量生産された国内の安売店の商品よりも、一つ一つ柄や形が少しずつ違う一点物の方が、すごく価値が高く感じるんです。今後のフェアトレード商品はますます面白くなりそうな予感がしますね。
このイベントではあまり営利企業のブースは多くないのですが、実は様々な企業が国際協力に携わっています。味の素さんやオリンパスさんなどは有名ですが、その他大小様々な企業が関わりを持っているんですね。イベントのコンセプトとして、国際協力を知ることがメインだと思うので、あまり企業色を出さないほうがいいのでしょうけど、これとは別に企業の国際協力、社会貢献に関するイベントを開催してもいいのではないかと思いました。営利法人ですから当然利益を追求するわけですが、その利益をどう使っているのか?そんなことを知ることができるイベントがあってもいいのではないかな?
先日の識字デーのイベントでもありましたが、非営利、営利、行政が一体となって、課題を解決すべき時に来ています。今回のイベントにもたくさんの学生さんや若い世代の人たちが参加していました。これまでの枠組みを変えながら、新しい社会、経済活動の在り方を考えたいですね。
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