うみやまあひだ
先日ブログに書いた「無・少花粉スギへの補助金」について、FBの林業グループにアップしたら、たくさんのいいねやコメントを頂きました。
現場で働いている方、協会のお仕事をされている方、様々な意見を頂きとても勉強になりました。
概して言えるのは「人って森林が好きだよね?」ってこと。もちろんスギ花粉でお困りの方は好まないかと思いますが、それでもやっぱり森に入れば空気がおいしい、心が落ち着くということがあるかと思います。
でも、今の現代の日本国内の森林は「ホンモノの森」とは言い難いんですね。
現代に生きる私たちにそんなメッセージを送る映画が、間も無く上映されます。
うみやまあひだ
うみやまあひだ公式サイトより
現代の森林は、戦後政府が造林を進めるために天然林を伐採し、代わりにスギやひのきなどの経済的に価値が高い針葉樹を植える拡大造林を行った結果で、維持管理しきれない荒廃した森林が増え、自然災害を巨大化させる要因にもなっている。
そんな現状を、長年伊勢神宮を撮り続けてきた写真家の宮澤正明氏が、ドキュメンタリー映画で伝えています。
伊勢神宮といえば、平成25年10月に式年遷宮が催されました。
実は伊勢神宮とその周りを囲む鎮守の森は、非常に強い関わりがあるんですね。
この映画は、宮大工棟梁や世界的科学者、料理人や牡蠣養殖業者と、様々な森林に関わる人たちとの出会いを通じ、「森と海と共生を続けてきた日本の心を探る」という、とても興味深いテーマが掲げられています。
日本人と森林との結びつきを再認識するのに、最高の映画なんじゃないかな?
予告編を見るだけで、早く全編を見たくなりますね。