フェアトレード商品はとても身近な国際協力です
このところNGOのみなさんへの取材に飛び回っているTakaです。
「競争から共創へ、利益追求から利他追求へ」
僕たちがこれから取り組む事業のキーワードです。今後進めていく電子書籍事業の最初の一歩として、NPOやNGO、エシカル活動・エシカル消費を自社製作書籍のテーマに決めました。
エシカルな消費というとやはりフェアトレード商品ですね。
そもそもエシカル、エシカル消費とは、「エシカルには『倫理的』という意味があり、人種や民族を問わず、多くの人たちが『正しい』と認識している社会的な規範のことを指します。一般社団法人エシカル協会が掲げる『エシカル』とは、人や社会、地球環境への配慮という観点からの『倫理的』という意味です。・・・・エシカル消費とは、『人と社会、地球環境のことを考慮して作られたモノを購入あるいは消費する』という意味です。実は私たち消費者は、日々の買い物を通じて、世界に影響を与える力を持っています。」(一般社団法人エシカル協会HPより)
その代表的な商品が、フェアトレード製品、障害者の作った製品寄付付き製品、社会的責任投資(フェアファイナンス)、ペイフォワードといったものですね。
フェアトレードは、「発展途上国で作られた作物や製品を適正な価格で継続的に取引することによって、生産者の持続的な生活向上を支える仕組みです。従来の一方的な国際協力・資金援助は、援助する側の都合によって左右され、継続性に欠けるという問題点がありました。それに対してフェアトレードは、私たち消費者が自分の気に入った商品を購入することでできる、とっても身近な国際協力のかたちです。」先日取材させて頂いた、「わかちあいプロジェクト」さんがそのようにおっしゃっていました。
わかちあいプロジェクトさんが扱うフェアトレード商品たち
僕たちは毎日食品や嗜好品、雑貨などを購入します。そのうち1回分でフェアトレード商品を選択すれば、それが国際協力になるわけです。
世界的な市場規模と国民一人あたりの売上を見ると、市場規模は、イギリス1,663億円、アメリカ1,144億円、ドイツ445億円、フランス350億円、オーストラリア167億円(2012年)となっています。また一人あたり売上は、イギリス2,681円、アメリカ369円、ドイツ540円、フランス558円、オーストラリア626円(2012年)です。
それに対して日本はというと、市場規模22億円、一人あたり売上17円です。まだまだ未成熟な市場ですね。
でも、だからこそこれから大いなる可能性を秘めていると思っています。
フェアトレード商品も、一昔前と比べると商品のクオリティが上がっています。
食品であれば味や香り、雑貨であればデザインがどんどん良くなっているんです。それは現地のみなさんが、より消費者が喜ぶクオリティを目指して努力を重ねているからです。商品が売れるようになれば安定した職が得られ、子どもたちに満足いく食事や教育を与えられるからです。
そしてそういった現場を支えているのが、NGOのみなさんなんですね。
僕はNGOのみなさんの言葉や写真、映像を通して、より多くの人たちに国際協力は簡単にできるものだということを伝えていきたいと思っています。そんな話をするとね、取材インタビューや記事作成、翻訳などのボランティアに手を挙げてくれる人がいるんです。嬉しいですねー。
今は小さな活動かもしれないですが、みんなで大きなうねりを作っていきたいと思います。
さあ、明日も取材です。素敵な話を聞き出してきますよ〜。
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