フェアトレードと三方よし


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シャプラニール=市民による海外協力の会  フェアトレード商品

 

我が社の仕事の基準は「三方よし」

三方よしとは、近江商人が大切にしていた、売り手よし・買い手よし・世間よしというの精神。

近江商人は三方よしをモットーに、自らの利益のみを求めることなく、多くの人に喜ばれる商品を提供し続け、少しずつ信用を獲得していきました。さらに利益を得たら無償で橋や学校を建てたりと、世間の為にも貢献しました。

 

これまでは「CSR(企業の社会的責任)」つまり企業活動で社会に与えた影響に対応するという考えのもとに、環境対策やコンプライアンス(法令遵守)に取り組んできましたが、今後は「CSV(共通価値の創造)」の考えのもと、社会的な課題の解決と企業の競争力向上を同時に実現する活動が重要になると思います。その意味で、企業と非営利活動法人の協業は、今後ますます必要な取り組みではないかと思っています。

 

国内外の社会的課題を解決するNPOなどに、定期的に企業から募金や支援金を送るというのもいいでしょう。ただ、もっと世間を巻き込んでできる活動もあると思うんですね。

例えば「フェアトレード商品」

ご存知の通りフェアトレードは、発展途上国で作られた作物や製品を適正な価格で継続的に取引することによって、生産者の持続的な生活向上を支える仕組みです。フェアトレードは、私たち消費者が自分の気に入った商品を購入することでできる、とても身近な国際協力・社会貢献のかたちなんですね。

 

以前のフェアトレード商品は、日本国内の商品と比べるとデザイン性や品質が高くなく、どちらかというと「大変だから」「人助けだから」と難民バザーなどで売られることが多かったと思います。昨今では日本のデザイナーやプロダクトマネジャーなどが介在し、よりクオリティーの高いアイテムが生産されています。「なんかかわいい」「ちょっとおしゃれ」「世界にひとつだけ」そんな理由で手に取られることも多くなってますね。で、よくよく聞いたらフェアトレード商品だったってことも。

 
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デザインも質も向上しているフェアトレード商品

 

大手のスーパーやショップサイトが、フェアトレード商品のラインナップを増やして、それを「純粋に良い」と思って消費者が購入することで、簡単なCSVとなると思います。もっと言えば、オリジナル商品の開発やフェアトレード商品を使った町おこしなどで、さらにCSVを拡大することができるでしょう。その意味で、フェアトレードは「三方よし」の精神を含んだ、グローバルな取り組みではないかと思います。

 

今日と明日はアースデイ東京2016です。

地球のことを考えて、新しいCSVを生み出す週末にしたいですね。

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