海外の日本人観に影響を与えた本 武士道


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武士道の著者 新渡戸稲造 著書の意味は大きかった

国際連盟事務次長も務め、教育者で農学者だった新渡戸稲造。5000円紙幣でも有名ですね。

もともと実家(岩手県盛岡市)が西洋品が多く幼心にも西洋への憧れをもっていたという。

この武士道を出すまでには様々なきっかけがあった。

西洋への憧れもあり、その後家の係りつけの医者に英語を習ったりもした。

農学者としてのきっかけは、明治天皇が巡幸の際に家の前で休憩をとり、その際に明治天皇から

農業に励めといわれたことがきっかけで農業分野を目指すようになる。

大きくなり東大へ、更に農業の勉強で北大へ進学したが、北大はクラーク博士の

「少年よ大志を抱け」で有名であったが、既にいなかったがそのころから、

「自分は太平洋の架け橋」になると志した。

武士道を書くきっかけは日本の教育についての質問が外国人からあった。

それは何故日本は宗教教育がないが、どうやって日本人は道徳を子供に教えているのか?

ということだった。

新渡戸は日本人の道徳心は武士道にあるのではないかと考え調べ始める。

そして外国人に日本人とは?日本人の倫理感について伝えるべくまとめていく。

少しまとめると、

日本人の死生観や神道の先祖崇拝や自然信仰(八百万の思想)や儒学の倫理感。

そして大事なことはこれらの武士道についてまとめてから武士がいなくなった今

どのように社会に生かされているか?そして未来はどうか?という内容になっている。

勇気や義について、勇ましさも大事だが忍耐や冷静さも大事で、切腹は誇り高き死で

あり、最高の勇気で正義で誠なのだ、という。

他にも

武士に二言はない。うそはつかない、約束は必ず護る。

武士の情け。   時にはやさしさを与える。

武士は食わねど高楊枝 誇りを持っている。

色々な角度で日本人の価値観や慣習を伝えるべくまとめていった。

この本は明治時代に英語で創られてアメリカでも出版された。日本とロシアが戦争をして

アメリカの時の大統領ルーズベルトがこの本を読んで感激して講和に乗り出したという

話もある。

実際にこの本を出版して国際的著名人となった新渡戸に国際連盟の事務次長に選任されるに至った。

その際は世界言語としてエスペラント語を共通言語にしようとしたが賛成を得られなかった。

このときは、言葉の壁、そして互いに理解しあうことが大事でその障壁になっているのが

言葉であった。そのために、母国語のほかに、世界共通でエスペラント語を共通言語として

普及させることが世界にとっても大事だと活動する。

これは、もう100年も前の話だが、今考えても素晴らしい考えですよね。統一言語にしても

もし、この案が実施されていればどんな社会になったかと思う。

新渡戸稲造の武士道によって日本人の世界観や死生観、そして慣習についても諸外国からも理解が進み

日本人はこのような民族だと理解してもらうことにどれだけ寄与したか分からない。

まさしく志を世界へ発信したわけですね。

今も、時代は大きく変わり、当時の新渡戸の苦労に比べれば同様の本の配信も容易にできる環境にある。

海外で受け入れられたのもきっと、

志が乗った本物の本

だったからだと思う。そして今の社会は同じように世界へ向けての発信はできる環境にある。

仕事に志あれば、本を使って、新しい本の仕組みである電子書籍をつかって世界へ発信してみませんか?

今、国内外からそのようなことが求められていると思う。

 

 

 

 

 

 

 

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