稲盛和夫が即答した「人生で一番大事なもの」
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最終更新日:2026/02/08
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皆さん、最近「心から震えるような情熱」を持って、
仕事に向き合えていますか? あるいは、
日々の凄まじいスピードで流れる情報の渦に飲み込まれ、
自分が何のためにこの事業を始めたのか、その「原点」を見失いそうになってはいませんか。
私はこれまで、多くの経営者の方々とお会いし、
また日本の素晴らしい文化や歴史、
先哲の教えを国内外に広める活動をしてきました。
その中で、一貫して感じていることがあります。
それは、どんなに時代が変わろうとも、
どんなにテクノロジーが進化しようとも、
事業の成否、そして人生の幸福度を決めるのは、
結局のところ「経営者の心」一つであるということです。
今日は、私が敬愛してやまない「新・経営の神様」稲盛和夫氏が、
私たちに遺してくれた「人生で一番大事なもの」という問いについて、
私なりの想いを込めてお話ししたいと思います。
どん底で「無理矢理」にでも決めた覚悟
稲盛氏の経歴をなぞれば、京セラ、KDDI、そしてJALの奇跡の再生と、
まるで魔法のように成功を収めてきたように見えるかもしれません。
しかし、そのスタートラインは、
私たちと同じ、あるいはそれ以上に過酷な「挫折」の連続でした。
新卒で入社した会社は、倒産寸前。給料は遅配し、
同期は一人、また一人と去っていく。
若いうちの挫折というのは、本当に身にこたえるものです
。稲盛氏も、寮への帰り道に「故郷」を歌いながら、
思わず涙をこぼしたといいます。
その姿は、決して超人のものではなく、悩み苦しむ一人の青年そのものでした。
しかし、そこで氏が下した決断が、後の「経営の神様」を創りました。
それは、「自分は素晴らしい会社に勤めているのだ。
素晴らしい仕事をしているのだ」と、無理矢理にでも思い込むことでした。
不平不満を言うのは簡単です。環境のせいにし、時代のせいにし、他人のせいにする。
そうすれば心は一時的に楽になるかもしれませんが、現実は一ミリも変わりません。
稲盛氏は、その逃げ場を自ら断ち、
布団や鍋釜を工場に持ち込んで、仕事に「惚れる」努力を始めたのです。
皆さんはどうでしょうか。 目の前の課題に対して、
「なぜ自分だけが」と不満を漏らしていませんか?
それとも、「この仕事こそが天職だ」と魂を込めて向き合っていますか?
仕事に脇目も振らず、全身全霊を懸ける。
その「狂」とも呼べるほどの没頭が、
脳を活性化させ、運命の扉をこじ開けるのです。
人生で一番大事な、二つの「ど真ん中」
「人生で一番大事なものは何だと感じられていますか?」
その問いに対し、氏は間を置かず、
しかし魂を絞り出すように即答されました。
その答えこそが、私たちが経営の、
そして人生の指針とすべき「二つの要諦」です。
一つは、「どんな環境にあろうとも、
真面目に一生懸命生きること」。
そしてもう一つは、「利他の心、
皆を幸せにしてあげたいという思いを持って生きること」。
この答えを聞いて、皆さんはどう感じられたでしょうか。
「なーんだ、当たり前のことじゃないか」と思われましたか?
しかし、この「当たり前」を、一日24時間、365日、
そして一生涯貫き通すことがどれほど凄まじいことか。
経営をしていると、どうしても「自分たちの利益」「自分の名誉」
が先に立ってしまう瞬間があります。しかし、稲盛氏は教えてくれました。
「人間の本能には『自分がよくなりたい』という思いがあるが、
それを超えて『利他』を心に描くことこそが、人生を輝かせる唯一の方法である」と。
私がプロデュースしている日本の文化や武道の世界も同じです。
自分の技をひけらかすためではなく、相手を敬い、社会に貢献するために技を磨く。
その「精神性」があるからこそ、日本の伝統は千年の時を超えて人々の心を打つのです。
経営者の「心」が、組織の磁場を創る
「経営判断の最後の拠り所になるのは、経営者自身の心である」
この言葉を、私は全経営者に捧げたいと思います。
組織の風土というのは、不思議なもので、
トップの心のありようがそのまま写し出されます。
社長がスマホで断片的な情報ばかりを追い、
浅い思考で指示を出していれば、社員もまた「浅瀬」でしか仕事をしません。
逆に、社長が古典を読み、先達の知恵に学び、
自分の心を磨き続けていれば、組織には自然と「深み」と「熱量」が生まれます。
スマホの画面を眺めている時間は、一見、情報を得ているようでいて、
脳を「抑制状態」にしているという科学的なデータもあります。
だからこそ、私はあえて言いたい。
「今こそ、本に戻り、自分の心と対話する時間を持ってください」と。
読書、とりわけ稲盛氏のような偉大な魂が紡いだ言葉に触れることは、
自分の心を「調律」する行為です。 荒んだ心、傲慢になった心、臆病になった心。
それらを名著という鏡に照らし合わせ、本来の「ど真ん中」に戻していく。
私たちが「利他」の炎を燃やし、一所懸命に生きる姿を見せれば、
社員は必ずそれに応えてくれます。JALの再建が、たった一人の老経営者の
「心」から始まったように、あなたの会社を変えるのは、
最新のシステムでもコンサルタントの理論でもなく、あなた自身の「覚悟」なのです。
最後に、皆さんと約束したいこと
私たちは、つい「効率」や「最短距離」を求めてしまいます。
しかし、人生に近道はありません。 目の前の仕事に、
まるで恋人のように惚れ抜くこと。 誰かの幸せのために、自分の命を使い切ること。
この泥臭くも尊い歩みこそが、
私たちの人生を、そして事業を、ダイヤモンドのように輝かせるのです。
私もかつて、小学校の通信簿で「オール1」を取るほどの落ちこぼれでした。
挫折の連続でした。 しかし、多くの本に出会い、先達の教えに触れることで、
「人生は自分で創るものだ」と気づかされました。
日本の素晴らしい精神を世界へ伝える――この使命に燃えることができる今が、一番幸せです。
経営者の皆さん。 今日、この瞬間から、不平不満を一切断ち切ってみませんか。
そして、自分の仕事を「世界で一番価値のあるもの」だと信じ切ってみませんか。
あなたの心が「利他」の光を放ち始めたとき、運命は音を立てて動き出します。
共に、この一度きりの人生を、
熱く、深く、そして真面目に駆け抜けていこうではありませんか。
学び続けること。心を磨き続けること。
そのための最高の一冊を、今日、手に取ってみてください。
その一歩が、あなたの、そしてあなたの愛する社員たちの未来を、必ずや変えていくはずです。
石川博信
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