ジェフリー・アーチャー 伝わる文章

公開日: : 最終更新日:2017/03/21 日々徒然草

800px-jeffrey_archer__oslo_bokfestival_2012_3

ジェフリー・アーチャー 作家で貴族であり政治家でもあった。

私がジェフリー・アーチャーの著書を読んだきっかけは姉が本を読んでいたことがきっかけでした。

印象がある本は「ロマノフスキ家の娘」でしたが、この作品はアメリカ移民の女性がビジネスの世界で

成功してやがてアメリカ大統領になるというものでした。

この物語は、よくあるサクセスストーリーですが、サッチャー首相のような強さとある種の優しさもあり

何処となくかぶる部分がありますね。

「鉄の女」と当時のソ連から鉄の女と称されたサッチャー

「大英帝国の旗の下祖国に救援を求める国民が一人でもいる限り

わが国政府が見捨てることは絶対にない」

サッチャーはアルゼンチンとのフォークランド紛争でも、果敢にアルゼンチンへ挑みやがて領土を奪還するも

その際には

「国家は領土である。そして国際法が力の行使に勝たなければならない」

として、上記の名言をいったといわれる。

その他にも経済改革でも、電話、ガス、水道など様々な国有企業のインフラの民営化推進や

金融システムの改革や一方で所得税や法人税も大きく引き下げた、一方で消費税を8%から15%まで

引き上げを行うなど大胆な政策を行った。

この経済改革や教育制度改革では

「政治家は好かれなくてもよいが、

尊敬されなければならない」

と、信念による政治を貫くことの大切さを語っている

サッチャーの話はともかく、ジェフリー・アーチャーの作品はどれも

特徴があり、主人公を色々な人や見方で捕らえる複眼的な見方を

することが特徴でもあり、より作品を際出させる手法とも言われている。

同じような内容でも主人公をどう浮き出させるか?というのは

ホント文章の力で違ってくる。

私がジェフリーアーチャーの本を読んでいて、読みやすいな~とか

面白いなって感じるのはやはりこの表現力というところからだと思います。

日本の本やマンガでも、主人公のライバルをとても強くひきたてて、

主人公はそこまで強くない。

しかし結果最後にはかってしまう。そのようなストーリーで

主人公を際出させるというのはよくあるシナリオですが

思わず引き込まれてしまう。

とても読みやすい本です。

私は最初ジェフリーアーチャーは作家とばかり思っていたけど

政治家でもあり、貴族(一代限りの貴族)でもあったんですね。

政治的な内容などが多いと思っていましたけど、

そんな背景があったんだと知ったのは最近のことです。

皆さんもきっと好きな作家さんとかいると思いますけど、

同じ内容でも書き手によっても随分違うイメージになったり

文章そのものも、硬い感じの方がいたり、反対にとてもやわらかくて

読みやすいという方もいると思いますが、全体にやわらかい文章の方のほうが人気が

ありますね。やっぱり読みやすいというのは、ストーリーも大事ですけど

分かりやすさ、読みやすさというのは、とても大事。

相手にどう伝えるか?ということは優しいようで、結構難しかったりする。

文章が命なので、どう表現すればいいか?というのは

著者や編集者にかかっているということですね。

特に元の文章を創っている著者は特に力が大きい。

相手にわかりやすく伝えるということは仕事でもプレゼンでも大事ですね。

こう、考えると分かりやすさというのは、大きな技術ということであると

改めて思います。

分かりやすさ、追及していこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

The following two tabs change content below.
石川博信

石川博信

2009年ジーレックスジャパン株式会社創業。 日本の文化や歴史好き。小学校時代は通信簿で「オール1」の落ちこぼれ。日本にある素晴らしいものごとを国内外に広めていきたい。 それが私たちの想いです。長い歴史と四季のある気候に育まれた日本文化は、国内では衰退しつつある一方で、海外では日本の食文化、武道、芸道からコミック・アニメまでその愛好者は増加しています。 国内においては、日本の持つ素晴らしいものごとを見直し、海外においては、様々な商品にある歴史、ストーリー、想いを伝えていく。 日本のものごとが国内外へ広がり、その中で日本の文化や精神性に触れる機会を多く創出し、日本の素晴らしさを知って頂く事が、日本そして人類にとってもより良い社会へ繋がると考えております。
・会社のホームページはこちら
・本を使ってビジネスを拡げたい・世界へ発信したい方はこちら
・本を出版したい、相談したい方はこちら
・今ある本やカタログの電子書籍化をしたい方はこちら
・フェイスブックはこちらから
・ツイッターはこちらから
・一社コミュニティービルダーはこちら
石川博信

最新記事 by 石川博信 (全て見る)

セミナー・研修情報 
*コロナ化の為一部個別相談としているセミナーも御座います。

時流を捉え、原点を見直し、未来を創る 進化道場バナー600
出版物を電子書籍化・再版で販売してみませんか? 電子化

●石川博信への執筆・講演・セミナーのご依頼はこちらから

●まだSNSで繋がっていない方はこちらから繋がれます

友達申請の際は一言「ブログを見ました」など頂けると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

関連記事

OSK200806060041

稲盛和夫氏の言葉 

2017/05/29 |

京セラ 第二電電 JALと事業成功させた稲盛和夫氏 示唆に富む言葉が多い。 僕は経営者の哲学...

記事を読む

1955948_ae9a1121a1a06381-dc_comics_superman_christopher_reeve_desktop_1024x768_wallpaper1073650

日本にスーパーマンは必要ない?

2023/05/28 |

   スーパーヒーローのスーパーマン 欧米の典型的な英雄で文字どうりなんでもスーパーで1人で勝...

記事を読む

goraikoukan-%ef%bc%bbgoraikou%ef%bc%bd-56512007

夜明け前が一番暗い 朝日を浴びるには東に向いていよう

2017/02/25 |

きれいな朝日ですね 夜明け前が一番暗いとよく言われます。そして永遠に夜中が続くことはない。 ...

記事を読む

kohinata01_mf-1

仕事で心得たい 神は細部に宿る 仕事は細部まで気をかける。

2023/01/18 |

アマゾンポスト 梱包にあわせたポストで不在再配達を防ぐ狙い 歴史的な戦国武将も最先端をいくマー...

記事を読む

JUバナー

  • コラムライター 募集
  • 人財力チーム力向上セミナー
  • 歴史観研究会
  • 日本と世界の架け橋EBOOKプロジェクツ
  • オモイカネプロジェクツ 本の力で経世済民
  • 出版の相談・本の販促
  • Japanese Style: Exquisite Problem Solving Wisdom
  • 著書:日本の偉人の仕事術(日・英併記)
  • LE SOLEIL SE LEVE A L’EST DE L’OBSCURITE A LA LUMIERE: COMPETENCES ET TALENTS DES PERSONNALITES QUI ONT FAIT LE JAPON (French Edition)
  • Para hacer negocios
Los Secretos del Éxito de los Grandes Japoneses
Conocer el parte de las hazañas: ¿Si usted fuera ellos, que haría? (Spanish Edition)
  • THE REAL RICH LIFE: Unlock the Secrets of Relationships
  • 子供たちに伝えておきたい日本のこと
  • 改訂版 とっておきの見込み客発掘法 アマゾンで発売中
  • 山元ビジネス塾 ビジネス発展で自分も日本も元気に
  • 障害者アートプロジェクツ
PAGE TOP ↑