一億円の盆栽を生む「無作為の作為」
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最終更新日:2026/02/28
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経営者の皆さん、
最近「命を削るような仕事」をしていますか?
あるいは、目の前の壁にぶつかったとき、
それを「不運」だと嘆き、安易な解決策に逃げてはいないでしょうか。
多くの「道を極めた人」にお会いしてきましたが、
今回ご紹介する盆栽作家・小林國雄さんの生き様ほど、
私の魂を激しく揺さぶるものはありません。
今日は、一億円の盆栽を創り出し、
世界中に熱狂的なファンを持つ小林さんの歩みを通して、
私たちリーダーが今こそ知るべき
「逆境を力に変える究極の仕事術」について、私の想いを込めてお話しします。
挫折こそが、本当の人生の始まりである
小林さんは、最初から盆栽の天才だったわけではありません。
もともとは家業の園芸を継いだものの、生活は苦しく、借金に追われる日々。
さらには、周囲から「盆栽屋のせがれ」と蔑まれ、
悔し涙を流したことも一度や二度ではなかったといいます。
石川も、かつて小学校の通信簿でオール1だった落ちこぼれです。
周囲の視線や、自分に対する不甲斐なさに、胸が締め付けられるような思いをしたことがあります。
しかし、小林さんはその屈辱を、盆栽への凄まじい執念へと変えたのです。
「見返してやりたい」という一心で、寝る間も惜しんで木と向き合い、
独学で技を磨き上げる。 私たちが直面している経営の苦境も、
見方を変えれば、自分を一段高いステージへと引き上げるための
「最高の試練」にほかなりません。
安逸な環境からは、本物の仕事は生まれない。
どん底を知っているからこそ、人は強くなれるのです。
一億円の価値を生む「無作為の作為」
小林さんの創る盆栽には、一億円という破格の値がつきます。
なぜ、そこまでの価値が生まれるのか。
それは、小林さんが単に「形」を整えているのではなく、
木の中に宿る「命」の輝きを極限まで引き出そうとしているからです。
小林さんは「無作為の作為」という言葉を使われます。
人間のエゴで無理やり形を作るのではなく、木が本来持っている生命力を活かし、
あたかも自然のままにあるかのように、しかし緻密に計算して手を加える。
これは経営も全く同じではないでしょうか。
社員に無理な型を押し付けるのではなく、
彼らが本来持っている才能や情熱をどう引き出し、調和させるか。
リーダーが余計なエゴを捨て、組織という生き物の「命」に向き合ったとき、
そこには一億円以上の、計り知れない価値が生まれるのです。
三度の「枯死」から学んだ、命の重み
小林さんの道は、決して順風満帆ではありませんでした。
かつて、自分の過ちで何千万円もする名木を三度も枯らしてしまったといいます。
その時の絶望感、自分を責める気持ちは、想像を絶するものだったはずです。
しかし、小林さんはその失敗を無駄にしませんでした。
「木を枯らすのは、自分の心が枯れているからだ」
そう悟り、技術以上に自分の「心」を磨くことに重きを置くようになったのです。
私たち経営者も、時に大きな失敗をします。プロジェクトが頓挫し、
大切な仲間を失うこともある。
しかし、大切なのはそこから何を学ぶかです。
失敗を環境や他人のせいにせず、自分の心の在り方を問い直す。
その誠実な姿勢こそが、いつか世界を驚かせる「名品」を生み出す種になるのです。
最後に、あなたに贈る言葉
人生は、どれだけ長く生きたかではなく、
どれだけ深く生きたかで決まります。
小林さんは、90歳を超えてなお、
一振りの鋏に魂を込め、世界中を飛び回っています。
その原動力は、かつての挫折であり、
悔しさであり、そして何より木に対する深い「愛」です。
経営者の皆さん。 あなたの仕事に、命は宿っていますか?
目の前の現実に、魂を込めて向き合っていますか?
石川も、日本の精神性を国内外へ広めるという使命に向かって、
これからも命を懸けて発信を続けていきます。
共に、生涯現役の心意気で、
自分の人生という名の一本の名木を、
最高に美しく育て上げようではありませんか。
学び続け、感性を研ぎ澄まし続けること。
その一歩が、あなたの事業を、誰にも真似できない芸術の域へと押し上げるはずです。
石川博信
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