1年の計は元旦にあり、そして「折り返し」にあり

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1年の計は元旦にあり、そして「折り返し」にあり

「1年の計は元旦にあり」。

古来より伝わるこの言葉は、単なる慣用句ではありません。

それは、最初の一歩に込めた「意志」こそが、

その後の1年を決定づけるという、極めて本質的な真理を突いています。

元旦に立てたあの決意。今年1年をどう生き、どう戦うか。

経営者として描いたあの設計図を、今、皆さんはどれほど鮮明に覚えているでしょうか。

しかし、経営という広大な荒野に立ち、営業、売上、管理、組織づくり、

そして自分自身の夢と、多岐にわたる課題を一人で背負う私たちにとって、

元旦のわずかな時間だけで完璧な計画を立てることは、

実は不可能なことなのかもしれません。

むしろ、最初の設計図はあくまで「骨子」。

そこに血を通わせ、確信を持って進めるためには、深い思索と時間が必要です。

そして今、ちょうど1年の折り返しである6月末。

このタイミングは、半年を終えた自分を立ち止まって見つめ直す、最高の好機と言えるのではないでしょうか。

設計図以上の建物は建たない

建築に例えるならば、どんなに素晴らしい技術者を集めても、

設計図の精度を超える建物は決して完成しません。経営も同じです。

どれだけ優秀な人材を揃え、どれだけ汗をかいて動いたとしても、

経営者が描く「計画という設計図」以上に、会社の未来が拡大することはないのです。

元旦に、せめて3日はかけて自分と向き合い、

未来を設計すべきだと言ったのはそのためです。

しかし、現実は計画通りにいかないことの方が多い。

経営には不測の事態がつきものです。だからこそ、

半年が過ぎた今、この「設計図」を読み直し、微調整を行う必要があります。

「最初はこれでいいと思っていたが、現実はもっと荒波だった」

「あの時立てた目標より、もっと大きな可能性が見えてきた」

そうした気づきこそが、半年間を必死に走ってきた経営者だけが得られる

「生のデータ」です。このデータをもとに設計図をアップデートすること。

それこそが、残り半年を飛躍させるための最も重要な経営判断です。

「微力」は「無力」ではない

時折、経営者は己の力の限界を感じ、孤独に打ちひしがれることがあります。

特に目標と現実の乖離を突きつけられたとき、

「自分など、何を変えられるのだろうか」と無力感に苛まれることもあるかもしれません。

しかし、どうか忘れないでください。 「人は無力ではない。微力はある」のです。

たとえ一人の力は小さくても、その微力を毎日、同じ方向へ、同じ角度で積み重ねれば、

それはやがて大きな潮流となります。

これまで書いてきた「1.01の努力」や、

水野南北が説いた「食という規律」の積み重ねは、まさにこの「微力の集合体」です。

無力だと嘆く必要はありません。

私たちは確かに微力ですが、その微力を持ち寄って、

設計図を修正し、明日の一歩を踏み出す力を持っています。

この半年間で皆さんが流した汗、決断したこと、失敗して学んだこと、

そのすべてが「微力」という名の着実な蓄積です。

後半戦へ向けて——「確信」というスパイスを

残り半年をどう戦うか。 元旦に立てた計画に、

今一度「確信」というスパイスを加えましょう。

単なる数値目標の再確認ではなく、自分の志と、

その事業が社会に果たすべき役割を、もう一度自分自身に問いかけるのです。

  • 設計図を俯瞰する: 最初の計画に対し、今の状況を客観的に配置してみる。

  • 微力を信じる: 小さな改善の積み重ねが、半年後、年末の景色を劇的に変えると信じ切る。

  • 修正を楽しむ: 計画変更は挫折ではない。より良い建物を作るための設計変更である。

もし、元旦に3日間かけられなかったとしても、この6月末の週末に、

自分と向き合う時間を取ってください。静かな場所で、

心ゆくまで「これからの半年」の設計図を描き直すのです。

設計図が整い、そこに確信が宿ったとき、再び新しい風が吹き始めます。

私たちは無力ではない。今日から始まる後半戦、

あなたの「微力」を最大化し、最高の建物を完成させるために、

さあ、もう一度スタートラインに立ちましょう。

 

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石川博信

石川博信

2009年ジーレックスジャパン株式会社創業。 日本の文化や歴史好き。小学校時代は通信簿で「オール1」の落ちこぼれ。日本にある素晴らしいものごとを国内外に広めていきたい。 それが私たちの想いです。長い歴史と四季のある気候に育まれた日本文化は、国内では衰退しつつある一方で、海外では日本の食文化、武道、芸道からコミック・アニメまでその愛好者は増加しています。 国内においては、日本の持つ素晴らしいものごとを見直し、海外においては、様々な商品にある歴史、ストーリー、想いを伝えていく。 日本のものごとが国内外へ広がり、その中で日本の文化や精神性に触れる機会を多く創出し、日本の素晴らしさを知って頂く事が、日本そして人類にとってもより良い社会へ繋がると考えております。
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