中村天風の名言　天は自ら助くるものを助く

公開日： 2020/01/14 : 未分類

中村天風　昭和の哲人です

数多くの示唆に富む言葉を残していますが

その言葉を聞けば、天風だけでなくどこか他で

聞いたような言葉があるというものもあります。

今日紹介したい言葉もその一つです。

「天は自ら助くるものを助く」

ということを言っています。

中村天風は、心のあり方と身体のあり方と両面をしっかり

捉えることが人間本来持っている力を発揮できるとして

心身統一法というものを編み出して

拡げていきましたが、

その中で特に心のあり方については

積極的精神という言葉や信念という言葉を

多く使っています。

身体の支配下に心があるのではなく

心の支配下に身体があるということです。

人間の心については、とてつもないものを創る力も

あると同時に破壊し、悪いほうにもっていく力もある。

と語っています。

今日紹介した言葉の

「天は自ら助くるものを助く」

という言葉ですが中村天風はどのように伝えて

いたか。

天風は、「人間には潜在能力という驚くような

大きな力が備わっている。その力は宇宙を力を

創造しつづける偉大な力と同じものであり

この偉大な力は、創造することも、破壊することも

人の意志、使い方でどのようにも左右される。

この天というのは、偉大な力と同様で

積極的精神でことに及べばこの力は助けてくれる。

ただし、その力がおよぶのは、宇宙の生成発展に寄与

するものであり、反対に自らのみのことには

力はおよばない。それが宇宙の真理だからだ。」

ということを語っています。

つまり、信念を何処までも強くもつ。

その信念に、自らのことだけでなく、広く社会や宇宙の生成発展

寄与しているからどうかを自ら照らし合わせなくてはいけない。

天風は、自分自身が肺結核という当時の不治の病とされた

病気もヨガの聖者カリアッパ師に出会い修養することで

自らの信念の力で治し、さらに大悟に至るになった。

このような経験もあり信念、つまり心の持ちようが

如何に大切かということを説いている。

信念同様に、重要にしているものに「言葉」がある。

言葉の力は強力な力があり、消極的な言葉は

間違っても使わないことであるとしている。

この影響力は、自身だけでなく周りをも影響されるほどの

大きな力があるのである。

反対に言えば、常に積極的な言葉を使っていると

段々そのようになっていく力もある。

積極的に生きよう志していくのであれば

積極的な言葉以外発しないに限るのである。

言葉には人生をも左右する力もある。

発する言葉で大きく人生を変えるだけの力があるという

ことがわかれば、これを自覚し積極的に活することである。

「天は自ら助くるものを助く」

心と言葉を積極的に活用することが

大切だと説いています。

中村天風の名言

「天は自ら助くるものを助く」でした。

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この記事を書いた人
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石川博信

2009年ジーレックスジャパン株式会社創業。日本の文化や歴史好き。小学校時代は通信簿で「オール１」の落ちこぼれ。日本にある素晴らしいものごとを国内外に広めていきたい。それが私たちの想いです。長い歴史と四季のある気候に育まれた日本文化は、国内では衰退しつつある一方で、海外では日本の食文化、武道、芸道からコミック・アニメまでその愛好者は増加しています。国内においては、日本の持つ素晴らしいものごとを見直し、海外においては、様々な商品にある歴史、ストーリー、想いを伝えていく。日本のものごとが国内外へ広がり、その中で日本の文化や精神性に触れる機会を多く創出し、日本の素晴らしさを知って頂く事が、日本そして人類にとってもより良い社会へ繋がると考えております。

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