最初は誰でも初心者
公開日:
:
最終更新日:2017/02/18
日々徒然草
日本の元神といわれる大国主命
いじめられっこで、2度も殺された大国主はスサノオの元で試練をうけ国を納める器量になったが
参謀というべき少彦名(一寸法師とも言われる)頭の良い神様と共に国づくりに励むがある日
少彦名がいなくなり、嘆き悲しんでいると、自分の魂(奇魂、幸魂)がやってきて一体となった
大国主は又国づくりに励む。
国づくりというのは、初めて行うことで、しかも民の生活も掛かっている重要なことで失敗は許されない。
しかし民のためという大義名分のもと、一生懸命働く大国主であったが、協力者が多くあり
しかも、女性の協力者が多かった。その甲斐があって豊かな国を造り挙げていった。
大国様としても有名
大国様としても親しまれている
笑顔を絶やさず、苦労もなるべく見せないようにしていたといわれる。
打出の小槌からは、小金が振舞う様子をイメージされたものとして描かれているが
いかに、民のことをよくしようとしていたかが伺える。
その国づくりのときの話で、私は何もできない、どうすればいいのか・・・
結局、出来ることから始めようとしていくが、何をどうすればということも
分からない。わかっているのは民の喜んでもらうにはどうすれば良いか?
そのためにできることからやってみよう。という気持ちが廻りに伝わり
様々な神々が応援するようになった。
国づくりでも、今のシゴトでも、相手の笑顔をだそうと思って進めた先に
良い国づくりがあった。
最初はだれでも初心者で、よく分からないこともある。特にシゴトでは
今までやっていることと違ったりすると迷ったり、悩むこともあるかもしれない。
そんなときに国づくりを最初に行った大国主の進み方はとても役に立つのでは
ないかと思う。
大国主が国づくりは難しい・・俺には出来ないと嘆きっぱなしであればどうだったか?
民も疲弊し現在の日本もないかもしれない。
彼の進むところを支えていたのは、「自分しかいない」「出来ることをやっていこう」という
覚悟だった。未知の領域でありだれもやったことがないシゴト。
嘆き、悩み、難しいということで終わらず果敢に進めていったところにすごさがある。
子供であり後継者であった事代主は父である大国主の苦労も、苦悩もしっていた。
事代主は大国主の作った国を天に返してしまう。それは、大きな決断であったが
大国主にとっても、民にとってもそれが一番良いと考えたからでしょう。
これは色々な説があるが、私は親心をしった息子である事代主が先々を考えてこのような
決断をしたのではないかと思う。
最初はだれでも初心者
どんなシゴトでも同じものは中々ない、というよりむしろ日々違うシゴトの連続の中で
生きている。新しいシゴトで経験もなくて・・そんなシゴトにめぐりあえることは
人生でも滅多にない。それを受け入れて真摯に取り組むか?
愚痴をいい、嘆くか?どちらが結果がでるかは歴史が伝えてくれている。
初心者のシゴトであれば、どうしたら目の前の人が喜んでくれるか?シンプルにそのように
進めていければ一番良いと思う。

石川博信

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