【二つの本殿を持つ神社】
公開日:
:
最終更新日:2023/02/10
未分類
何故、二つの本殿があるのか不思議と思いませんか。
話しは平安末期に遡ります。
二つの本殿を持つ京都の鍬山神社では、
大国主命を祀っていたが、
夜中にこの神社の御神体である「天岡山」に霊光が
走り、驚いた里人達が見に行くと
弓矢を持ち甲冑姿の神人が立っていて
「私は誉田別尊である」と言い、
(誉田別尊は、応神天皇のおくり名で全国にある八幡宮の主祭神でもあります)
里人は喜び、大国主命と共に誉田別尊も
一緒にお祀りする様にしたのですが、
それ以降、毎夜不気味な声が天から聞こえたり、
雷や大風も吹き、夜が明けると神社の境内には
鳩とウサギの死骸が多数あって
里人は、両神の不仲が原因と考え、
それぞれ別にお祀りする様にした所、混乱も
収まったそうです。
更に、天から境内ト御神体の天岡山にそれぞれ
一つづつ、「翁」の面が降りてきて、
そこから「翁」を奉納する矢田神楽が
生まれた。
両神の不仲は、大国主命は、素戔嗚大神の国津神。
誉田別尊は、天照皇大神の天津神。
それぞれ神話での不仲がまだ続いていたのかかも知れません。
しかし二つの本殿は共に天岡山を御神体とし
それぞれ別の神様ですが同じ様に祈っていいます。
日本には様々な神々がいますが、
実は同じものであり
万物の根源的なものに祈りや感謝を捧げる。
意味深さを今に伝えていますね。
*写真の鳩は誉田別尊を、兎は大国主命の象徴して現しているそうです。
翁の話しもいずれ書きたいと思います。
石川博信
最新記事 by 石川博信 (全て見る)
- 隠れ身のすごさ - 2024年5月14日
- 聖者とは - 2024年4月25日
- 一緒にいる人いない人 - 2024年4月18日
セミナー・研修情報
*コロナ化の為一部個別相談としているセミナーも御座います。
●石川博信への執筆・講演・セミナーのご依頼はこちらから
●まだSNSで繋がっていない方はこちらから繋がれます
友達申請の際は一言「ブログを見ました」など頂けると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
関連記事
-
古事記にある日本のルーツ
2020/09/15 |
皆さん、こんにちは。 今日は、古事記について、書きたいと思います。 古事記と言っても、細かい内容...
-
来年に向けていつかに日付けを
2023/11/18 |
【いつかに日付をいれよう】 【いつかやりろう】 【いつかやりたい】 わかっているけ...
-
中村天風の言葉 成功の近道
2022/02/12 |
中村天風 思念をしっかり使え 天風哲学の中でのいくつかある教えでも ...
-
ピータードラッカー日本の可能性
2024/01/18 |
日本に和という考えを広げた聖徳太子。 今も、和という言葉以上に、日本を表現できるものがないとい...
- PREV
- 【火伏せ神事🔥】
- NEXT
- 2月11日 日本建国の志 八紘為宇