出羽三山参り 羽黒山 月山 湯殿山
公開日:
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最終更新日:2017/07/03
日々徒然草
出羽三山参り 羽黒山 月山 湯殿山へ行く行事
私の住んでいる地域では、男子は一生に一回行くものということで、江戸時代から続いている
行事なのですが、大体サイクルとして7,8年に一回行くような感じですね。
それから伊勢参り
富士山へ登山
女性は善光寺参り
こんなことが地元の行事ごととしてある
そもそもこれにいくってなんだろう?って一緒に行く人も、地元のお歴々もあまり分かっていない(笑)
ま、きっと何らかの理由はあるんでしょうけどね。
もう、私が入ったのは8年前ですけど、どんなものか?と思い当時は色々調べて見たものです。
詳しいことは覚えていないけど、印象的だったものについて。
歴史では1000年以上前からあり、この山を開闢した仙人のような方が
三本足の烏に導かれてこの地を開いたとか。
一番最初には羽黒山に行きますけどその際に、羽黒山五重塔がある。
これを作ったのが、平将門と説明にあり
関東からここまで影響力があったかと思うと、驚きましたね。
それから湯殿山の御神体
これは大きな茶褐色の岩山からこんこんとお湯が湧き出ている
なんとも表現しようがない、御神体で、此れだけ見ることでも
行く価値があったと思いました。
というか、これが一番インパクトがあった(笑)
さすがに、山を登る行ということもあり、
大山祇神・大己貴命・少彦名命が神様として祭られています。
神仏習合という名残からか、私の住んでいる
竹の先にわらと紙垂御幣などを巻いて梵天というものを作る。
これは、竹1本1本に、名前をつけて留守中の身代わりという意味もあります。
面白いのは、伊勢神宮や鹿島神宮にある、要石や御柱のように、
1本だけ真ん中、中心に添えて(梵天も1本は親柱として少しだけ背が高いものを使います)
全体で中心をつくるというやり方をしている点が伊勢神宮や鹿島神宮に似ているところですね。
もっとも、出羽三山は神仏習合なので似ていてもおかしいところはありませんけど。
珍しい行事なんでしょう。TV局も取材に来ていました
これから水行という川に結界をつくりそこでの御きよめもある。
それらをまとめて作品としてつくるそうです。
僕らが行ったときにもそういえばTV局が来ていましたね。
ま、それはさておきこのような行事は関東までは出羽三山で関西以降は大峰山へいくというけど
まだ続いている地域はあるものでしょうか?
年々やるところは少なくなっているということも聞きますが
やはり、その意味とか分かるようにしていくことが
大事なのかなって思います。
出羽三山参り 羽黒山 月山 湯殿山でした。

石川博信

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