日本の経営者の名言 積水ハウス創業者 田鍋健

公開日: : 最終更新日:2018/02/19 偉人伝 ものの見方

%e7%94%b0%e9%8d%8b%e5%81%a5積水ハウス創業者 田鍋健 一代で戸建て住宅トップに成長させた

積水ハウス創業者 田鍋健の名言

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組織は業務を遂行するに当たり必要だ。

しかし人間としては上も下もないはずだ。

従って権限を部下に委譲し若い社員に大きな仕事を

思い切り任せることが成長の秘訣だろう。

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元々は積水化学工業のハウス事業部として分離独立して出来た会社で

当時田鍋は、積水化学の専務という立場であった。

積水ハウスは積水化学がアメリカで開発したプラスチック住宅を日本でも

展開をしようと試みた会社であるが、赤字に次ぐ赤字であった。

当時積水化学の社長の上野次郎男は積水ハウスはもうこれ以上事業をしていても

駄目だからつぶそうということを取締役会で進言したが

これに対し意見を述べたのが田鍋だった。

「住宅産業はこれからドンドン伸びる産業だ。やり方と考え方次第では

もっと成長できるのではないか」といったところ

上野社長から「それならお前がやってみろ」ということで

「それならやりましょう」と引き受けたことがきっかけで

早速、積水ハウスに乗り込んでみると想像以上に内容が悪い会社であった。

社員の雰囲気も悪く暗く、そして何よりもやる気が感じられない。

しかしその理由も分からなくなかった。

部長はじめ、管理職など幹部社員のほとんどが親会社からの出向で

この事業で成功させるのだ!ということは何も感じられない。

どうせ親会社(積水化学)に戻るのだから・・という所が強くにじみ出ていた。

その空気を察した田鍋は人心一新しなければならないと強く決意しある行動でた。

社員1人1人と社長室にて面談をしたのである。

このような内容を伝えたといわれている。

「この会社は難破船だ。いつ沈没するか分からない。そこに俺がずぶぬれになって

乗り込んできた。どうだ、俺とこの船に乗って運命を共にする気があるか、どうか?

もしないのだったら親会社にいって退職金をもらってきてくれ」

と告げたという。

結局、1人を除いて残ることになり、これで社員の気持ちを1つにさせたという。

我々はこれから運命共同体だ!と宣言し新たな体制作りを急いだ。

勤務条件の改定に始まりガラス張りの経営そして働いた分だけそれに見合った報酬体系

をつくりあげて士気向上に努めた。

さらに当時は委託販売であった住宅を直接販売・責任施工方式に切り替えていき、

そうすることで目覚しい成長を遂げることになった。

直接販売という所では東京の日本橋に日本で初めての住宅展示場をつくり

それまでの地元工務店や大工さんのつくりとは違ったデザインや

工業製品という部分、更に住宅設備でも最新式のものにするなど

早くから女性目線を意識した住宅をつくりこれは大人気を博した。

そこから、全国へあっという間に販売網をつくり若手社員であっても

どんどん抜擢して大きな仕事をかませ人材育成にも勤めた。

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田鍋社長と左は現CEOの和田勇氏

現CEOの和田勇氏が入社したのは、まだ200名足らずの設立5年目だったという。

当時多少売れ始めていたものの、住宅展示場も持たない名古屋に赴任がきまり

試行錯誤しながらようやくお客様を見つけたと思ったら

「積み木(つみき)はうす?そんなもの要らん!」と断られながらも徐々に成果を出していき

初めて住宅のカスタマーサービスセンターを設立します。

このような業績が買われてCEOになるわけですが、

住宅は一生の財産。立てて終わりでなく生涯面倒をしっかり見てくれる、安心して頂ける。

このようなこそ住宅産業には必要ではないか?

その姿勢を確り貫き、それは今も尚伝わっています。

急成長し戸建て業界でNO1になっても社風は変わらず

積極的に若手に大きな権限を与えて仕事をさせ経験もさせ成長させるということ

を行っているそうです。

以前、明治新政府が成立後大久保利通が

部下に思い切って権限を与え仕事をさせるということにも通じていますね。

人が育つ限り事業は成長していく。

人の成長が業績拡大につながった積水ハウスのことを紹介しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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石川博信

石川博信

2009年ジーレックスジャパン株式会社創業。 日本の文化や歴史好き。小学校時代は通信簿で「オール1」をとったものの、家族や仲間、そして本の力で何とか社会人まで登り詰める。住宅メーカー(東証一部上場企業)出身で工務店支援事業を皮切りに、電子書籍事業などメディア事業も手掛けている。
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