【三島由紀夫とドナルドキーン】
公開日:
:
未分類
三島由紀夫とドナルドキーン
二人は、奈良の大神神社で数日間過ごしたそうです。
後の豊饒の海も、ここを舞台とするシーンもあり、
大神神社に惹かれていたことは
ポイントですね。
さて
日本文化(主に日本文学)を海外へ紹介していた
ドナルドキーンと作家の三島由紀夫は親友で、
ドナルド・キーンは、
「世の中に天才は、そういるものではない。
自分が知っているのは、アーサーウェリー
(*源氏物語の英語翻訳者)と三島由紀夫だけだ」
それほど三島由紀夫を買っていたわけですね。
ドナルド・キーンは、
日本は素晴らしい国だ、としながら
「自分たちの伝統に興味がないということは
一つの弱点だと思います」
三島由紀夫は亡くなる4ヶ月前に
「このまま行ったら日本はなくなって、
その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、
中間色の、富裕な、抜け目がない、
或る経済大国が極東の一角に残るのであろう」
と語っています。
1月14日は、三島由紀夫の誕生日。
彼の最後の作品「豊饒の海」
四冊で一つの作品になっています。
三島自身が究極の小説といったこの本。
おおよそ人の社会にあることは、
この中に全て書かれているとも言っています。
神道的な観点や数字など
意図するとより一層楽しめる作品だと思います。
そこには、慧眼というか
神道を良く知っていたからこそ
描けるという部分があちこちにある。
これは小説だけでも楽しめるが、
この視点があるだけでも面白い。
輪廻思想、主人公の共通点、一霊四魂。
そしてなにを伝えたかったのか。
色々な見方ができるであろうこの本。
三島由紀夫を思い出し紹介させて頂きました。

石川博信

最新記事 by 石川博信 (全て見る)
- 著名人、高名な方への営業アプローチ - 2025年9月9日
- 醤油を海外へ キッコーマンの産業魂 - 2025年9月2日
- 岩戸開きとオモイカネの神に学ぶ「知恵」と「共創」の力 - 2025年8月28日
セミナー・研修情報
*コロナ化の為一部個別相談としているセミナーも御座います。
●石川博信への執筆・講演・セミナーのご依頼はこちらから
●まだSNSで繋がっていない方はこちらから繋がれます
友達申請の際は一言「ブログを見ました」など頂けると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
関連記事
-
-
本から学ぶことは多い
2017/04/25 |
斉藤一人さんの言葉 先日も書いたが本から学べることはおおいとおもう。 斉藤一人さ...
-
-
戦後のベンチャー企業に学ぶ
2022/10/04 |
リコー三愛ビル 市村清がつくった丸型ビルは銀座のシンボル 戦前戦後の企業家達のエネルギーは凄かった...
- PREV
- ありたい姿に根拠はいらない
- NEXT
- みなが創造主?