森信三が伝える躾3原則
公開日:
:
最終更新日:2023/10/04
偉人伝 ものの見方
森信三先生の言葉は真をつくものが多い。
その中でも、躾について非常にシンプルにまとめられています。
朝、必ず親に挨拶をする子にすること
親に呼ばれたら必ず、「ハイ」 とハッキリ返事のできる子にすること
ハキモノを脱いだら、必ずそろえ、席を立ったら必ずイスを入れる子にすること
たったのこの三つです。
3つとも、日常生活のことです。やろうと思えば誰でもできる、もしくはすでにできること。
これを聞いた高校生の会話。
A: ねえ、知ってる?森信三って人のしつけの三原則ってのがあるんだって。
B: 本当?それって何?
A: まず、朝、必ず親に挨拶をする子にすること。
それから、親に呼ばれたら必ず、
「ハイ」とハッキリ返事のできる子にすること。
最後に、ハキモノを脱いだら、必ずそろえて、
席を立ったら必ずイスを入れる子にすることなんだって。
B: なるほど、それってすごく基本的なことだね。でも、それがなぜ大事なの?
A: それは、日常生活の中でのマナーや礼儀っていう大事なことを教えているんだ。
朝の挨拶やハッキリとした返事、物を使ったらちゃんと片付ける。
これらのことは、他人とうまく関わるためにも必要だし、
自分自身の礼儀正しさを養うのにも役立つんだって。
B: なるほど、確かに人としての基本的なマナーだよね。
でも、やっぱりこれってやらない人も多いんじゃない?
A: それは確かにあるけど、実際、やってみると意外と簡単で、
相手にも好印象を持たれるよ。
誰でもできることだから、少しずつ意識してみるといいんじゃないかな。
とてもシンプルなので、だからとても伝わる。
細かいことをあげればきりがないくらいだが、
きちんと伝わるように3つして教える。
森信三先生は、ほかにも多くの名言を残しています。
シンプルに的確に伝えています。
その言葉から学ぶことは多く、
そして、人に伝えるという意味でも、
極限までそぎ落として、伝えている。
こういう一面も学びたいものですね。

石川博信

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