言霊幸ふ国 言葉には力がある

公開日: : 最終更新日:2022/03/01 日々徒然草

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感謝と志の言霊奏上 市原市大宮神社にて

先月の2月22日に行いました。

旧暦の2月22日が聖徳太子の命日であり、

今年は遠忌1400年の節目に当たるそうです。

和をもって尊しとなす。で有名な17条憲法の制定。

この和ということば以上に日本を的確に

あらわしている言葉はないのではないでしょか。

2のぞろ目というものも大きな意味がありそうですね。

早朝より神社で行いました。

万葉集に出てくる「言霊幸う国」日本

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柿本人麻呂や山上憶良の和歌にも出てきます。

言霊(コトタマ)は古代において「言」と「事」という概念が一体だった。つまり現実のことにおいても

良い言葉を使えば、良いことがおき、悪い言葉、不吉な言葉を発すると悪いことがおきると考えたためでは

ないかと考えれます。ちなみに、いまでも言霊を大事にする神道の祝詞では絶対に間違えることがないように

今でも祝詞を詠みながら唱えるようにしているそうです。「音」そのものに力があり祝詞や拍手は場を清めたりする

力があると考え、祭りでの笛、太鼓、笙などの音もきっと意味があるものだと思います。

漢字を使う以前にはやまと言葉があり、言葉一つ一つに意味が

あったと考えられます。言葉については日本では言霊という思想がありますが

聖書でも

初めに言葉があった。言葉は神と共にあった。言葉は神であった。

(聖書:ヨハネの福音書)

ということもあり、言葉に力があるということは昔から考えられてきたのだと思います。

言葉なくして人間社会は成り立たないし、そして言葉の持つ力が凄いということであれば普段でも大事に使いたいものです。

言葉の力を知れば知るほど面白い。

人はパンだけによって生きるのではなく神の口から出る

一つ一つの言葉によって生きる

(聖書:マタイの福音書)

神の口からでる一つ一つの言葉ってなんだろう?って思いましたが、個人的解釈ですが、これは

「魂」からでる言葉・・つまり人が日常で使う言葉よりもっと力がある、なんというか、心底からとか

本気でとか、言葉はともかく「魂からの言葉」によって生きる(自分の生きがい、志、天命)ということかと。

魂って鬼が云うですよ(漢字では)人の魂で鬼がいうってね・・でも大和魂とか、魂こめろ!とか決して悪い

意味では使わず、もう自分を越えた崇高なものとの一体感ではないかと以前から思っていたのです。

だから魂からの声が志になったり、やりがい、天命となりそれで生きろ!とうことじゃないかと。

聖書を参考にしていますが私はクリスチャンではありません。

ちょっと脇道にそれましたが・・・言葉の力について亡くなってしまいましたが川島直美さんが実際に実験をされています。

ちょっと紹介します。

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同じ品質のみかんを瓶に入れて、それぞれに、ありがとう、ばかやろう、もうひとつは何もかかず「無視」

と三つのパターンでみかんを冷暗所に入れて2ヶ月間経過すると

「ばかやろう」の言葉を受けているみかんは白いカビが生え

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無視されたみかんは、更に真っ白なカビで覆われ

無視されるのは人にとってもつらいこと。みかんも同じなのかも。

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「ありがとう」を言われたみかんは元気一杯です!

凄いですね!

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こう考えるといい言葉をかけていくことって良いことで、逆にあまりいい言葉じゃない言葉は使わないほうがいいと思いますね。

さらにいうと言葉の使い方で自分自身を創っているのかもしれないと考えれるかと。

例えば、愚痴や悪口ばかり言えば、自分にそれが降りかかり、反対に良い事を口に出して言っていれば良い事がおきてくる。

悪く使うと「呪文」なんて言葉もある。

子供のころ言葉使いには気をつけなさいといわれていたのはもしかしすると言葉の力を昔から知ってる日本では普通の会話だったかも

知れませんね。そして言葉の集合体でもある本。

直接の会話ではありませんが、言葉を紙面にして読むことができる本。私もそうですが、

本から影響受けたりすることって経験あるでしょう。

言葉には凄い力がある。その力をどう使うか?

 

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石川博信

石川博信

2009年ジーレックスジャパン株式会社創業。 日本の文化や歴史好き。小学校時代は通信簿で「オール1」の落ちこぼれ。日本にある素晴らしいものごとを国内外に広めていきたい。 それが私たちの想いです。長い歴史と四季のある気候に育まれた日本文化は、国内では衰退しつつある一方で、海外では日本の食文化、武道、芸道からコミック・アニメまでその愛好者は増加しています。 国内においては、日本の持つ素晴らしいものごとを見直し、海外においては、様々な商品にある歴史、ストーリー、想いを伝えていく。 日本のものごとが国内外へ広がり、その中で日本の文化や精神性に触れる機会を多く創出し、日本の素晴らしさを知って頂く事が、日本そして人類にとってもより良い社会へ繋がると考えております。
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